RADWIMPSの曲、2018年リリース。
2019年放送のNHKスペシャル「恐竜超世界」の挿入歌。
デイノケイルスが肉食恐竜から子どもを守るために戦い抜いて命を落とす場面で流れた歌なのだが、信じられないくらい深い悲しみに包まれ、今でも曲を思い出すだけで涙が出てくる。あのシーンにこの曲を流すことを決めた人のセンスにひれ伏してしまう。
我が子を守って死ぬ、という展開の悲しさはそりゃまあとても悲しいのだが、ぼろぼろ泣くほどのことだったのかというと、完全なる想像上の、しかも人間ではなく恐竜の話なので、普通だったらそこまですごい悲しみとは感じなかったと思う。明らかに感情移入するように演出されてはいたけれど、そうは言っても野生ならありふれたことなのだ。
でもこの歌が流れたことによって、とてつもない悲しみ、いや悲しみというか……感動なのかなあ、とにかくそういうものに襲われ、もはや強制的と言っていいレベルで滂沱の落涙に至った。
あまりにも歌の影響力が強烈だったのでちょっと音楽というものが怖くなった。