Noratetsu Lab

動じないために。

2025年6月の振り返り

 6月の振り返り。既に7月に入ってしまったけれども6月を指して「今月」とする。

今月の投稿

  1. 02 (note)【Dynalist】考え事を進める時に私が使っている記号
  2. 03 ブクログを「読むかもしれない本」の一覧として使う
  3. 09 (note)16分割ノートのススメ
  4. 12 ライフ・アウトライン日記: Notionに引っ越し
  5. 13 過去のノートをばっさり処分した
  6. 16 (note)バイブルサイズのシステム手帳にB5ルーズリーフを綴じてトラッカーなどにする
  7. 23 (note)【Capacities】「やること」関連で私が作っているカスタムオブジェクト
  8. 24 タスクを紙片で把握・記録する
  9. 27 (トンネルChannel)2025年6月のツール使用概況:アナログ編(のらてつ)
  10. 30 (note)ローカルファイルをシンプルに整理するHBF+A構造

 今月は色々書くつもりだったのだが、むしろ普段よりだいぶ少ない感じで過ぎてしまった。noteは毎週更新すると決めているからその分の5本があって計10本になっているものの、純粋に自分のサイトの更新で言うと4本しか書いていないことになる。
 一方でnoteの更新では少し重要なことを書いた。Capacitiesの「やること」系オブジェクトの話とHBF+A構造は特に重要だなと思う。
 今のところnoteは「後から示せるように溜めておく」というために書いていて、広報的な意味で広く読んでもらう努力は全くしていないが、そうしてあれこれ書き溜めていった先で総合的に何かを提示できたらいいなと思う。
 書きたいことは山のように溜まっている。今月はそれより情報整理をやってしまいたかったので(その過程で考えがより洗練されることもあるので)そちらに注力してしまったが、7月以降は書く方に力を入れていきたい。
 

今月の情報整理

  • 紙類のスキャンと処分
  • Noratetsu Houseのデータの完全mdファイル化
  • ライフ・アウトラインのLIFE-○○部分をDynalistからNotionに移転
  • Dynalistでのルーマン的カード実践
  • うちあわせCastノートをCosenseからDynalistに移転

 先月から引き続き紙類の大整理を進めた。まだ新しめのノートについては残っているが、全体としてはほぼ完了に至った。やり始める前にはこの整理によって自分はどう変わるのかということは全く想像していなかったが、この二ヶ月で驚くほど変わったと思う。水が流れだして初めてそこが淀んでいたと知った、みたいなことがたくさんある。
 同時にデジタルデータの整理も結構あれこれやった。メジャーなアプリケーションを四つ使っていることになるのだが、その使い分けをスパッと明確にするということが整理の核にある。あれこれ兼ねない、あちこち跨がない。自分ルールでどうにかしない、誰が見ても明確に。今の私のルールは五年後の私には通用しないのだ。

 ということで、まずNoratetsu House(ここ)のデータを完全にmdファイル化した。記事を書くということ自体はDynalistでやりたいので、初稿はDynalistに書いておいてmdファイルに変換するという工程は挟まっているのだが、その後は全てmdファイルで管理している。記事データを含めてサイト用のデータはDynalistには残さない。
 マイライフ・アウトラインの「LIFE-○○」の部分はDynalistでやっていたが、それらはNotionに移転した。紙のノートに書いていたものもNotionに打ち込み、これまで自己について考えていたことは基本的に全てNotionの特定のページ以下に集約した。非常にわかりやすくなり、Notionはこう使えばいいのだなあなどと思っている。

 今年に入って諸々Dynalistに集約しようとしていたのを結局解体している恰好なのだが、では現在Dynalistで何をしているのかというと、専ら「思索する」ということだ。思惟の専用の場として整備している。Zettelkastenと呼ぶともはや何を指しているのかわからない状況になっているので敢えて「ルーマン的カード」と書いたが、ルーマンがカードを使って実際何をやっていたかを自分なりに学び、現状最も近いことをやれるのがDynalistであるという結論に至りそうすることにした。(WorkFlowyも触ったが、今のところ私がやろうとしていることはDynalistの方にしかない機能に依存した部分があるのでDynalistでしか快適にできない。)
 そしてそのようなDynalist改革の結果、うちあわせCastノートもその一連に組み込むべくDynalistに移転した。Dynalistはファイル単位でシェアする機能があるのでついでに公開しているが、その機能がなければ公開はやめたかもしれない。公開しているのはうちあわせCastの部分のみなわけだが、その部分というのはもっと大きな思考の場の一部に過ぎないし、単にアウトライン的見た目のためにDynalistに変えたわけではない。

 あとEvernoteの全データをenexでエクスポートした。まだエクスポートしただけだが、7月中にmdファイル化して適切な場所に整理していけたらいいと思う。


今月のプログラミング

  • のらてつの雑記帳」をmdファイル化するコードの作成
  • Blueskyのログをmdファイル化するコードの作成

 ツイート程度の規模の短文の扱いを定めたので、そのためのコーディングをしていた。
 mdファイルの扱いを楽にするコードを色々作っていた月だったなと思う。

今月のノートフロー

  • Capacities = 行動の場
    • タスク、プロジェクト、日誌
  • Dynalist = 思索の場
    • 執筆拠点(初稿まで)
    • 人間・社会についての考え事(=ルーマン的カード)
    • 読書メモ(考え事に関わる箇所を紙のノートから転記)
    • ライフ・アウトライン
  • Obsidian = 保管の場
    • Noratetsu Houseのデータ管理(「雑記帳」も含め全部
    • SNSへの過去の投稿ログ
    • フリーライティング
    • Webクリップ(考え事に関わるもののみ
    • 読書メモ
    • 知識類全般
  • Notion = 暮らしの場
    • ライフ・アウトライン要素
    • 家に関わる情報の管理
    • 写真の管理
    • 画像系のクリップ
    • 好きなもの、思い出
    • Webクリップ(ノウハウ系)
    • (その他共有用に使用)
  • B5大学ノート
    • 読書メモ(全般)
    • プログラミング・Web技術のノート
    • その他勉強のノート
  • A5綴じノート
  • バイブルサイズ6穴システム手帳
    • 参照用
  • A7紙
    • 単発の調べ物類

 今月もいろいろと変更があった。先月から各ツールについて「○○の場」として役割を明確にすることを試みているが、今月はそれを更に進めた形だ。
 先月までは役割が跨っていること・複数兼ねてしまっていること自体に気づいていなかったような部分について、「ここスッキリしてない!」ということがはっきり見えるようになり、割と大胆に変更を加えた感がある。
 紙類の整理の結果、自分の認識に変革が起き、紙のものを自由に使えるようになったことも大きい。デジタルツール間で盥回しにしていたようなものが紙に居場所を得たというパターンが結構あり、そういったものがデジタルツールから取り除かれることでデジタルツールの役割がより鮮明になった。
 各ツール・ノートの役割についてはもう大体納得がいったという感じがあるので、来月以降はまだ然るべき場所に移せていないものを移していく作業をすることになるかなと思う。

今年の目標の進捗と再検討

 今年の目標とそれぞれの状況はこんな感じ。

  • デジタルデータおよび紙類の整理
    • 紙類のスキャンと処分はほぼ終わった。来月以降は画像ファイルを見直してより情報として生きる形にしていきたい。
    • デジタルデータについてもほとんど整理がついたと思う。今後はあるべき場所に情報を収めていく作業をする。
  • 二度手間撲滅
    • 先月まではデジタルデータと、あとは生活の動線についてがメインだったが、今月は紙のノートへの記述についてもよく考えられた。頭で考えた理想ではなく実際に自分の生活がスムーズになる形式は何かということを意識できたと思う。
  • 概念やシステムの明確化と各媒体に合った発表
    • いくつか概念的・システム的な話をできたと思う。
    • ものすごく書きたいことがあるので来月以降はそれに取り組んでいく。
    • すごーーーく久々にトンネルChannelに投稿した。書くということ自体の優先順位が下がりがちだったのでトンネルChannelに関しては尚更書く書く詐欺極まっている感じだったが、来月以降は多少積極的になれるかもしれない。
  • どうでもよいことはどうでもよいとする
    • 意識するタイミングがいくつかあった。前なら踏み込んでいたであろうところで抑えられるようになった。
    • ある種冷淡になったということでもあると思う。人に適切に優しい穏やかな人はそういった「ある種の冷淡さ」があるもので、そちらに近づけているなら良いことだろう。
  • 読書を楽しむ
    • 過去の図書館の利用履歴の情報が散らばっていたのを集める作業をした。そういえばそんなのも読んだなあ、と感慨にふけるなどした。
    • 読書ノートの在り方を真剣に考えた。自分が納得できて、楽で、生涯続けられる形はなんなのか。おおよそ答えが出せたと思う。
    • 前々から(十年以上前から)読みたいと思っていた『ゲーデル、エッシャー、バッハ』を読み始めた。実のところ「有名なすごい本らしい」という程度の前情報しか頭に入れていなかったのだが、はぁこういう話なのか~と思いながら読んでいる。思っていたより楽しい。

 来月も目標に変更はなし。そのまま続けていく。
 ただし達成気味の目標もあるのでより適切なものに変えることも来月以降検討する。

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