2025/01/07
忘却に伴う恐怖/私が欲しい第二の脳
「記憶は薄れてしまう」ということを私はかなり恐ろしく思っている。
Labels:
動じないために。
昨年7月に放送していたらしいNHK「最後の講義」のヤマザキマリさんの回を見た。
そこでヤマザキマリさんが「表現者は精神の第一次産業従事者」と述べていた。
その通りだなあと納得した。最初の資源を見出し形作り提示する仕事。表現者がいなければ批評者も存在し得ないし表現を元にした商品も生まれない。
本にしろ投稿にしろ、誰かが書いたものを読むと「面白い!」と感じることがある。その気持ちはとても鮮やかな感じがするので、こんなにも感動するなら自分の心に刻まれたに違いないと思う。ところがどっこい、一週間もすればその煌めきは嘘のように消え失せ、何かに感動したはずだが何だったか思い出せないなんてことになる。