前回の記事はこちら。
ノートの中身
前回は実例としてはインデックス部分だけ載せましたが、今回は中身のページについて書いていきます。
と言っても、特別なことはなんにもありません。自分が作ってしまうルールやフォーマットからの解放がこのノート術(仮)の肝心なところです。
紙面はこのような感じです。
画像内にも書いていますが、お決まりになっていることはいくつかあります。
左上に日付を書く
タイトルがあればタイトルを書く(後から書くこともある)
右下に見開き単位の通し番号を書く
一時的なメモは鉛筆、それ以外は濃い色のペンで書く(青が多い)
他のページと関連があれば必要に応じて番号を書く
書き方は決めない、フォーマットは作らない
どうということもないことですが、大事なのはとにかく己の規範意識に縛られないことです。なので「じゆうちょうノート術」ということにしています。
ちなみに数年前はちょっとだけ違う書き方をしていました。
両端の線により若干のフォーマット感がありますね。これは駄目だったのかと言うと、特に駄目ということはなかったのですが、単に線を引くのが面倒くさくなったのでやめてしまいました。印刷すれば手間は減りますが、まあそこまでしなくてもいいやと。
この線はもう少し複雑なことをやっていた時の名残のようなもので、最初は「メタデータ欄が本文と別にあると嬉しい」的な気持ちがあったので線で区切られている方が納得感がありました。今は特にこだわっていません。(この線があっても別に邪魔ではありません。)
こういう欄の作り方は無地のノートだからできたことだなと思います。罫線入りの大学ノートを使っていたら、端に縦書きでタイトルを書くというのは思いつきもしなかったような気がします。
Tempページ
「左上に日付を書く」と書きましたが、そうでないページもあります。
テーマ性のないメモをさっと書く場で、「Tempページ」と読んでいます。「Tempページ」という呼称自体が一時的なものでしたが、もうそれでいいやと思ってこれに落ち着きました。インデックスにも「Temp」と書きます。
左上にはただ「Temp」と書きます。内容にルールはありませんが、とりあえずメモそれぞれの日付が分かるようにします。そして種類を問わず単発のメモならなんでも書いていきます。
バレットジャーナルなら頭に記号を付けるところですが、何も付けません。付けたければ付けてもいいのですが(「- 」という箇条記号は時々付けます)、付けない方がデフォルトということにしています。付けることにすると記号に凝ってしまう習性を私が持っているからです。
そのように書き方が適当で雑なので、見返すのには向きません。その1冊を使っている間くらいはいいのですが、何ヶ月とか何年とか経ってしまうと読み返すのは辛いです。なので、一応ログ要素はデジタルツールに転記することを前提としています。ゆえに「Temp」です。
…が。前提としてはいますが、まあ面倒なのであんまりちゃんと転記していません。大事なことだけ埋もれないように気をつけています。必要があれば色鉛筆で目立たせます。
あとは、チラシの裏に書いて捨ててもいいような、計算などの一時的なメモを書く場にもなっています。そういうメモは案外残っていると嬉しいんです。役に立つという意味ではなく、気分的に。
今のところ、Tempページは見開き全部ではなく左右どちらか1ページで時々挟まっている形になっています。画像のように、左がTempページで右はタイトルのあるページ(またはその逆)というパターンが多いです。なんとなく、全面だとちょっと嫌なんですよね。確かな理由は説明できませんが、見開きでどーんという感じで存在感を持たれると嫌なのだと思います。
見開きとページの曖昧な運用
これまで書いてきた通り、見開きを基本の単位としながらも左右で別の内容を書いていることがしばしばあります。二間続きの和室みたいなもので、間の襖を開けたり閉めたりしているような感覚です。
ある程度大きそうなテーマだからと見開きで紙面を確保して、結局右半分まで書かれないこともあります。その場合はそのままになり、無駄な白紙がぽつぽつ混じっています。ページ単位ということに切り替えて別の内容で埋めてもいいのですが、それなりに書きそうと思って空けた場を狭めるのはなんとなく気乗りしないことがあり、そのままでもいいことにしています。
このように曖昧にテキトーにやっています。「なんとなく」がこのノート術(仮)の鍵です。
続きます。