Capacitiesに自分で定義しているオブジェクトタイプの話。今回は3月(Capacitiesのマイオブジェクト定点観測(2025/03) 生活に関わるもの以外のオブジェクトの除去)までの定義から変更した点について書きます。
変更点
前回までの定義
メタ系
- Containerオブジェクト
時間系
Yearly Note
Weekly Note
セルフマネジメント系
Map(リストなど俯瞰のためのページ群)
Project
Doing(自分の基本的な行動)
自分の体験と関係するもの系
Belongings(所有物)
Literary work(文学作品)
Place
Game
Audiovisual(映画・ドラマ・映像作品)
Application
Gallery(図鑑・図録)
Person(自分と関わりのある人・自分が特に注意を向けている人物)
Event(自分が関わった/関わる可能性のあるイベント)
Interest(自分が「あれの話」といって指し示したい事物)
現在の定義(★が新設、☆は用法変更)
メタ系
- Containerオブジェクト
時間系
Yearly Note
Weekly Note
セルフマネジメント系
★Base Project(環境整備系プロジェクト)
★Done(完了したプロジェクト)
★Flow(完了のない継続的・断続的プロジェクトや習慣)
☆Project(環境整備系は除く)
Doing(自分の基本的な行動)
✕
Map→Topicオブジェクトへ
自分の体験と関係するもの系
★Topic
Personalコレクション(旧Mapオブジェクト)
Interestコレクション(旧Interestオブジェクト)
Eventコレクション(旧Eventオブジェクト)
Gameコレクション(旧Gameオブジェクトの一部)
SNSコレクション(旧Applicationオブジェクトの一部)
Applicationコレクション(旧Applicationオブジェクトのうちノートツールのみ)
自作ツールコレクション(旧Applicationオブジェクトの一部)
Watchingコレクション(旧Audiovisualオブジェクト、Personオブジェクトの一部)
Belongings(所有物)
☆Place(今後行く可能性のある場所のみ)→他はCosenseへ
☆Person(自分と関わりのある人のみ)→自分が特に注意を向けている人物はTopicオブジェクトへ
✕
Literary work→Cosenseへ✕
Game→基本的にNotion、一部はTopicオブジェクトへ✕
Audiovisual→Cosenseへ✕
Application→基本的にNotion、一部はTopicオブジェクトへ✕
Gallery→Cosenseへ✕
Event→Topicオブジェクトへ✕
Interest→Topicオブジェクトへ
現在の定義の整理
メタ系
- Containerオブジェクト
時間系
Yearly Note
Weekly Note
セルフマネジメント系
Doing(自分の基本的な行動)
Project(環境整備系は除く)
Base Project(環境整備系プロジェクト)
Done(完了したプロジェクト)
Flow(完了のない継続的・断続的プロジェクトや習慣)
自分の体験と関係するもの系
Topic(関心のある事物)
Belongings(所有物)
Place(今後行く可能性のある場所)
Person(自分と関わりのある人)
前回もかなり大規模に削除した気がしますが、今回もいろいろばっさりやりました。
新設オブジェクトタイプ
新しくつくったのは以下の四つです。
Base Projectオブジェクト
Doneオブジェクト
Flowオブジェクト
Topicオブジェクト
Base Projectオブジェクトは、これまでProjectオブジェクトで扱っていたプロジェクト類のうち、環境を整えるもの(生活・デジタルとも)を扱うオブジェクトです。このこと自体は何かを前に進めてはいないというものです。
Doneオブジェクトは、ProjectオブジェクトおよびBase Projectのうち完了したもの、没になったものを扱うオブジェクトです。コレクションによって、元がどちらのオブジェクトのもので、ステータスは完了なのか没なのかということを区別します。これまでProjectオブジェクトのDoneコレクションにしていましたが、サジェストに延々表示されるのがノイズになるので「Project/hoge」という形で進行中のものを絞り込めるようにオブジェクトタイプ自体を分けました。
Flowオブジェクトは、「やること」のうち、完了というステータスがないものを扱うオブジェクトです。習慣的なもの、ある条件で断続的に発生するもの、積み重ね続けるものの類です。例えば「ブログを更新する」「机の上を片付ける」というようなものもここに入ります。
Topicオブジェクトは、プロジェクトではないし自分の生活の構成要素にも基本的にならないものの日常で言及する可能性のあるものをまとめるオブジェクトです。○○について考えた、○○を見た、○○を使った、といったもの全般が入ります。個別にオブジェクトタイプを作っていたものをまとめた形です。客観的に見た性質の違いで区別する必要がなく「関心があるもの」という括りで十分だと感じたのでまとめました。
全体として、自分の「やること」を表すオブジェクトタイプが細分化し、自分が興味を向けているものについては逆に雑にまとめる形になりました。
「やること」「やっていること」というのは、自分がやることという意味ではひとつにまとめてしまえるものですが、実際には自分の認識としては区分がいくつもあるように思います。タスク管理ツールを使おうとして逆に混乱する時は、その区分が曖昧になっていることが原因になっていると感じます。
Capacitiesのオブジェクトタイプの作り方については数度の大規模整理を経てきましたが、だんだんと自分の感触に沿った形ができてきたと思います。現在は「CapacitiesでもいいけどCapacitiesでなくてもいいもの」は他のアプリケーションに託し、自分の実生活に集中する場にすることを目指しています。
そのような試行錯誤を通じて、Capacitiesを使い始める前と今とでは情報に対する解釈がずいぶん変わった気がします。Capacitiesを使うことによってDynalist、Notion、Obsidianといった他のアプリケーションの解像度も上がったのが面白いところです。