Noratetsu Lab

動じないために。

2025年7月の振り返り

 7月の振り返り。ひたすら暑くてしんどい一ヶ月だった。

今月の投稿

  1. 2025年上半期の振り返り
  2. 四つのエッセンシャル・アウトラインのその後と三つの四象限
  3. (トンネルChannel)2025年7月のツール使用概況:デジタル編(のらてつ)
  4. (note)setIntervalでWebアプリを自分好みの表示にする
  5. (note)若さと老い
  6. Evernoteをどう使っていたら納得できたか
  7. もうひとつの(最後の)四象限
  8. (note)【Dynalist】コメント書式をスクリプトで実現してみる
  9. ノートを作る前に別のノートでノートの構成を考える
  10. (note)【Capacities】あらゆる「情報を保存している場所」を扱うオブジェクトを作る
  11. 「注意があちこちに向く」に必要な対処の種類について
  12. アウトライナーで文脈とデータベースを融合させる
  13. (note)16分割ノート応用① マンスリーカレンダー

 今月はnote5本、トンネルChannel1本、サイト更新が7本。数としてはまあまあという感じ。2日に1本ペースくらいにはしたいのだが、ちょっと夏の間は書く時間そのものが取りにくい感じなのでこれ以上のペースにはできないかもしれない。
 四つのエッセンシャル・アウトラインを構成し直し、個人的情報の16領域(四つの四象限)に整理したという話が今月のハイライト。この話の重要なところは、情報の性質の整理によって自分にとっての使用すべきツールを必然的に決定できるようになったということ。
 あと今月は茶の間の方を結構更新した。一行しかないものもあるが、トータルで17本だったので、記事と月間振り返りを合わせれば31本となり、1日1本ペースになるようだ。
 それと投稿ではないがうちあわせCastノートを3回分更新した。そう考えると今月は割といろいろできたのかもと思う。

今月の情報整理

  • Dynalistから思索系以外のものを除去する作業(以前からの続き)
  • 知識系のメモのうちデータベースにしたほうが便利なものをNotionにデータベース化
  • ツイートのログ等をmdファイル化
  • 紙でZettelkastenを試行
  • 大学ノートに思考の場を用意

 全体として、デジタルはDynalistのスリム化とNotionの充実、記録類のmdファイル化を進めていた。どうすれば自分が将来にわたって納得できるかがわかった感があるので躊躇わずにやっている。Evernoteのenexをmdファイル化したいと先月書いたが、それはやらなかった。
 そしてそれより重要なのが、Zettelkastenの紙片での実践とそこから得た学びである。ここ五年くらい考え事はほとんどデジタルツール上で行っており、もしもPCとスマホを封じられたら何もできなくなってしまう。それに危機感を覚え、最近の自分の中での紙ブームもあって、アナログの拠点をきちんと整備すべきだと考えた。今のところ最も合理的に思えたのがルーマンのやり方だったので、とりあえずそれに則ってみることにした。
 それまではDynalistにZettelkastenを再現しようとしていたのだが、その想定で書いたものを一度そのまま紙に書き写してみたところ、その書き方では紙だとうまくいかないということがわかった。その理由を考えつつ自分に自然な思考の場を模索して、B5大学ノートに場所を作ることにした。そこで閃いたフォーマットが自分にとって大当たりだったのだが、詳しくはそのうち別に書くと思う。

今月のプログラミング

  • Dynalistの記述をNotionのデータベースに移すコードの作成

 今月はほとんどコーディングはやっていない。リファクタリングがちょっとと、Notionへの取り込みの類がちょこちょこ。Notion APIもだいぶ慣れた。

今月のノートフロー

  • Capacities = 行動の場
    • タスク、プロジェクト、日誌
  • Dynalist = 思索の場
    • 執筆拠点(初稿まで)
    • 人間・社会についての考え事(=ルーマン的カード)
    • 読書メモ(考え事に関わる箇所を紙のノートから転記)
  • Obsidian = 保管の場/参照の場
    • Noratetsu Houseのデータ管理
    • SNSへの過去の投稿ログ
    • フリーライティング
    • Webクリップ(考え事に関わるもののみ)
  • Notion = 暮らしの場/知識の場
    • ライフ・アウトライン要素
    • 家に関わる情報の管理
    • 写真の管理
    • 画像系のクリップ
    • 好きなもの、思い出
    • Webクリップ(ノウハウ系)
    • 分類が明らかな知識類
    • (その他共有用に使用)
  • B5大学ノート
    • 思索ノート
    • 読書メモ(全般)
    • プログラミング・Web技術のノート
    • その他勉強のノート
  • A5綴じノート
  • バイブルサイズ6穴システム手帳
    • 参照用
  • B7紙
    • ルーマン的カード(試行)
  • A7紙
    • 単発の調べ物類

 デジタルツールについては先月時点でほぼ役割が確定していたので大きな変更はない。Notionの用途が増え使用頻度が上がったことと、Dynalistに一本化しつつあった思索の場を紙に広げたことでDynalistの使用頻度は少し下がったことが変化らしい変化かと思う。
 一方で、紙のほうは重要度が大きく増した。上記のアウトラインだと二行増えただけなので変化の大きさが全く伝わらないが、ずっとデジタル上にあった拠点が紙のカードとノートに移ったわけなので、自分の在り方としてはかなりの変革である。そしてただ場所が変わっただけではなく、それによって自分の思索の傾向自体が変わった。そちらのほうが意味として大きい。
 少し前まで紙をどう使ったらいいのかがまずよくわかっていなかったが、自分を助けるためには何をどう設計すべきかというのがわかってきた感がある。

今年の目標の進捗と再検討

 今年の目標とそれぞれの状況はこんな感じ。

  • デジタルデータおよび紙類の整理
    • デジタルについては収めるべきところに収める作業を進められた。
    • 紙類をスキャンした画像ファイルの整理とEvernoteからサルベージしたデータの整理がほぼ手つかずのままになっている。多分来月、再来月はあまり進められないので、この目標については進展は秋以降かなと思う。
  • 二度手間撲滅
    • 勉強と読書における二度手間撲滅について考えが深まった。二度手間撲滅とは何かということ自体を深く考えるようになった感がある。
  • 概念やシステムの明確化と各媒体に合った発表
    • システムの明確化はかなり進んだと思う。まだ披露していないことも諸々進めている。
    • noteについては定期更新を決めた領域以外を投稿することにまだ謎の勇気が要る。今月は一本エッセイ的なものを投稿できた。
  • どうでもよいことはどうでもよいとする
    • これはちょっと失敗が重なった。自分の尊厳を守るということと、どうでもよいと流すということのバランスに悩むような瞬間が何度かあった。
    • 今月は自己顕示欲的なものに振り回された感じはなかったが、言わなくていいようなこと、つまり「それを言ったからなんなんだ」的なことを言うというのはちょっと多かった気がする。要は口が軽かった。「どうでもよいこと」の中に「それを言ったから何」を加えて意識することを心がけることで、自覚的に制御できるようにしたい。
  • 読書を楽しむ
    • 引き続き『ゲーデル、エッシャー、バッハ』を読んでいる。毎日読んでいるわけではない。
    • 読書ノートの体系を更に改良。何かを「残す」だけでなく、今本を読んでいる自分をサポートするノートとは何かを考えた。

 来月も目標に変更はなし。そのまま続けていく。

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