Noratetsu Lab

動じないために。

2023年11月

2023/12/01

「やだあ~~」

ちょっと前に何だったかの情報番組か何かで、松下由樹が百均に行っていろいろ買うというのをやっていた。つまりは今話題の便利アイテムの紹介だ。

で、店員さんが面白いアイテムを見せる度に松下由樹が「やだあ~~」と反応していて、あまりに毎回言うので共演者も笑っていたし私もお腹を抱えて見ていたのだが、本人はそれが口癖になっていることにそれまで気づいていなかったようだ。スタジオでVTRを見て自分の口癖を知り「恥ずかしいー!」という感じだった。

 

この感嘆を示すための「やだあ~~」、言わない人は一生言わないと思うけど、言う人はいつの間にか言うようになっている。どこかから伝染してくるんじゃないかと思うけど、これは一体どこから飛来してくるのだろう。遊びの感覚で面白がって言っているうちに定着してしまうんだろか。

面白い表現だなと思うので誰かが「やだあ~~」と言っているのを見るとふふっと笑ってしまう。でも「そのような表現をする人間になりたい」と思って言うようになるものとはとても思えないので、どこからどう受け継がれて伝播していくのか不思議だ。気づいた時には「やだあ~~」が口から出る人間になっているものなのかもしれない。

2023/11/30

ぶーんぶんしゃかぶぶんぶーん

遊助(上地雄輔)の「ミツバチ」という曲の1フレーズ。曲は2010年リリース。

遊助 『ミツバチ』 - YouTube

突き抜けてバカっぽい感じが逆に元気をくれる。

発表当時はインターネット上のどこを向いても「⊂二二二( ^ω^)二⊃」が飛び回っていた気がする。その当時のインターネットの雰囲気と相性が良かったのだと思う。今思うにとてつもない流行り方だったような。

この曲やこの当時この人が出ていた某番組は色々と物議を醸したけど、まあでもこの曲はいいんじゃないかなと思ったりする。曲はね。一部似ている曲があるという話を踏まえても(まあよくあることだし…)

時たま不意に「ぶーんぶんしゃかぶぶんぶーん」と頭に流れるから洗脳ソング(※比喩)怖い。最近は忘れてたけどうっかり思い出してしまったので、またしばらく「ぶーんぶんしゃかぶぶんぶーん」に襲われると思う。

2023/11/29

デジタル手帳会議

 手帳好き界隈には「手帳会議」という概念がある。

2023/11/29

ダンドンダンドンダンドンダンドンダーダラッ

一般的には「デロデロデロデロデロデロデロデロ デンデロン」と表記されるようだけど、幼少の私の耳には「ダンドンダンドン」と聞こえた。よく聞くと微妙に複雑で、今頑張って表記すると「ダラドロダラドロダラドロダラドロドーンダラン」という感じだろうか。

何かというと、ドラゴンクエストシリーズでSEとして用いられる「呪いのモチーフ」というフレーズのこと。

子どもの頃恐ろしかったものだ。

 

よくトラウマSEと言われるけど、多分基本的には「冒険の書(=セーブデータ)が消えた時に流れるから」というのがトラウマの理由なのだと思う。でも私はそんなに冒険の書が消えた経験をしていないので、普通に「装備が呪われていた」というタイミングで恐ろしく思った。

ドラクエシリーズの中でも「トルネコの大冒険」でよく遭遇した。拾った武器・防具・指輪は時々呪われているのだ。呪われているというのは、「装備が外せない」という意味だ。

このSE自体嫌過ぎるが、「装備が外せない」というのもそれ単体で恐ろしい。仮に十分強くて着けっぱなしでも構わない装備だとしても、それが外せないということになったらすごく嫌だ。

 

ドラゴンクエストⅦのカジノに「ラッキーパネル」というミニゲームがある。要するに神経衰弱なのだが、並べられたカードの中に「シャッフルパネル」という外れカードが混じっている。これを開けてしまうとカードの配置が全部混ぜられてしまって、どこに何があったかわからなくなるので非常に困る。ほぼ「負け」を意味していると言ってもいい。

そしてこの「シャッフルパネル」を引いてしまった時に「呪いのモチーフ」のSEが鳴る。耳にする度にギャーッとなったが、言ってしまえば「カードが混ぜられてしまう」というだけの話なのに(ゲーム内マネーが無駄になるという実害はあるけども)、このSEのせいでもうとんでもなく嫌なことが起きたかのような気分になる。ゲーム的に困るからというより、この音を聞きたくない一心で「シャッフルパネル」を引き当てないことを祈っていた。

何回聞いても絶対に慣れない恐怖のフレーズ。正直今でも嫌。

2023/11/28

生活の技術考――使えるものを使ってみる

 以前「生活の技術」というテーマ的なものが話題になっていたことをふと思い出したので、その肝になるのはなんなのかを自分なりに考えてみることにした。

2023/11/28

舟渡聟(ふなわたしむこ)

NHK総合で2023/11/26放送の『古典芸能への招待』にて野村万作家三代の狂言をやっていた。

前半だけ見たのだけど、万作・裕基による『舟渡聟』が可笑しかった。

調べたところ、大蔵流と和泉流とで展開が違うようだ。和泉流だと船頭=舅で、一言で言ってギャグである(野村家は和泉流)

(むこ)が舅に挨拶に行く途中に渡し船に乗ったら、持参した酒の匂いを嗅ぎつけた船頭が脅してきてがぶがぶ飲まれてしまい、仕方なくほとんど空になってしまった酒樽と共に舅の家に行ったところ、その舅が船頭だったという話。

自分の家を訪ねてきた聟というのがさっき船に乗せて酒を強奪した若い男だと知った舅(野村万作)の「うわやべっ」という感じの逃げ帰り方が可笑しい。そしてトレードマークだった長い髭を妻に「その髭普段から煩わしかったんだよ!」というような台詞と共に剃り落とされ、風貌を変えて聟の前に出るも、結局ばれてしまう。ばれた時の両者の動きが滑稽で笑ってしまった。

 

ところで野村万作氏は92歳とのこと。すごい。頭使うし動き回るし床を踏み鳴らすし身体に良さそうとは思うけど…(素人の感想)

2023/11/27

片山杜秀

クラシック音楽番組繋がりで、この人のことも書いておこう。

NHK-FMの「クラシックの迷宮」という番組の案内人をやっているクラシック通だけど、本職は政治学者。

ちなみにこの番組は吉田秀和氏の「名曲のたのしみ」の後番組だ。吉田秀和氏が大物すぎて後継選びは大変だったのではと思ってしまうけど、片山杜秀氏の語りは納得という感じ。

ここ数年はちょっと聴きづらい時間帯に移動してしまったので聴けていないけれども(聴こうと思えば聞き逃し配信で聴けるのだけど)、前まではだいたい毎週聴いていた。

片山氏の語りを聴いていると、その滑らかさに驚く。とても聞きやすい声でわかりやすくスーッと話していくのだけど、一度に話す情報量がものすごく多い。耳から脳に大量の情報がするすると詰め込まれていく感じがする。よくそんな綺麗に話すものだと思う。

原稿を用意しているからかとも思ったけど、テレビでのトークも同じ調子だったのでそういう才能らしい。

明るくて個性的で教養の豊かな語り口がとても面白い人です。

2023/11/26

音楽の泉

前投稿にちあさではテレビ番組の方だけ触れたが、日曜朝のもう一つのお供がラジオ番組の「音楽の泉」だ。

2020年度から奥田佳道氏が案内人。その前は故・皆川達夫氏だった。皆川達夫氏は1988年からとのことで、実に30年以上務めていたことになる。すごい。

皆川氏は惜しくも2020年に亡くなられたが、92歳だった。長生き! きちんと2019年度の仕事を全うし、4月に天に帰られた。

最後の方の回で「歌オラショ」というものが取り上げられていて、その話がとても印象的だった。隠れキリシタンが歌い継いだグレゴリオ聖歌だ(皆川氏が研究により論証)。あまりに前提知識に乏しかったため話の全部を理解はできなかったけれど、全く知らなかった世界に案内されたということに衝撃があった。

 

先週はラヴェルの『クープランの墓』のことをやっていた。邦題は直訳で『クープランの墓』だけど、実際の意味はその表現から想像するものとは違っていて、「墓」と訳されている「Tombeau」は音楽用語として「故人を悼む曲」というような意味があるらしい。そうだったのか~。クープランの墓碑に思いを馳せているのではなく、クープラン的な形式のバロック風音楽によって、戦争で亡くなった知人に思いを馳せているのだろう。

調べればわかることではあるけど(このことはWikipediaにも載っている)、それは「調べれば」であって、自分が見知った全てのものを調べるわけではないので、こういう番組で「へ~」と思えるとやはり楽しい。

 

ちなみにこの番組のテーマ曲はシューベルト作曲の『楽興の時』第3番ヘ短調。多分誰でも聞いたことがあると思うけど、この曲は一度聞いたらきっと一生残ってしまう種の不思議な印象を持っている。暗くはないけど明るくもない、なんとも言えない気分になる。面白い曲だなと思う。

そして案内人交代に伴い演奏が変わったのだが(アンドラーシュ・シフ→マリア・ジョアン・ピレシュ)、結構な違いを感じて少し驚いた。演奏家が違えば音が違うのは当然ではあるけれども、それにしても味わいが違っていて奥が深い。

2023/11/26

にちあさ

もちろんニチアサと掛けたタイトルだけども、私の日曜朝は別の番組でスタートする。例によってNHK。NHKさんには本当にお世話になっている。

日曜日の朝の時間は、テレビを見る時はNHK総合で「さわやか自然百景」「小さな旅」を見る。「Dearにっぽん」まで見る時もある。テレビを見ない時はラジオで「音楽の泉」を聴いている。

 

「さわやか自然百景」は、日本のどこか一箇所を取り上げ、そのエリアで見られる動植物の生活を紹介してくれる。動植物が好きなので、ぼーっと見ているだけで癒やされる。そして日本というのはこういう世界なのだというのがわかる。どこに何が生息しているのか、結構な種類を覚えたような気がする。問われてパッと名前を言えるとかではないけれど、だいたいこの地域にこういう生き物がいるはずだ、というのがなんとなくわかる。

「小さな旅」は、これも日本のどこか一箇所を取り上げるものだが、こちらは人の営みだ。昔から続いている、そして少しずつ変わってきている生活が紹介される。日本は本来こうであったというのが感じられる。都市に住んでコンクリートの建物を往復してパソコンやスマホに齧りついていたら全然わからないことだ。私たちが本当に生きるために必要なもの――つまり衣食住、あるいは信仰、そしてアイデンティティ――を支える生活がどんなものなのか。

「Dearにっぽん」はもうちょっと人間と人間の関係に寄った題材だろうか。人間社会に働きかけるために何かに取り組む人々の姿を見つめる番組だ。そんなには見ていないが、何回か興味を引かれて見た。

日本にある自然、日本にある営み、日本にある取り組み。それらに思いを馳せる時間と言える。

2023/11/25

過去記事追加とか

2023年4月~9月分の過去記事を追加しました。

ある程度自動化しているけれど地味に時間がかかる作業だ…。

 

あと各記事に「関連度が高いかもしれない記事」欄を設置。

機械的に類似度を計算して列挙。直接リンクしていない記事でも繋がりができたらいいなという期待を込めて。記事数が増えれば威力が増すと思います。

 

Blueskyの招待コードが余っているので配布ページを設置。

欲しい方はここからどうぞ→Bluesky invite codes - Dynalist

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