Noratetsu Lab

動じないために。

2024年8月

2024/09/01

「あとで書こう」

茶の間に書くネタを考えていて、何かを見た時に「あとで書こう!」と思ったのだけど、見事に忘れました。
「これをあとで書こう」ということを今書かないと「あとで」は来ない…。

2024/08/30

CapacitiesのDaily Notes

 前回Capacitiesを使い始めたはCapacitiesの特徴としてオブジェクトタイプの話をしましたが、もう一つの特徴としてLogseqのようにデイリーノートを重視しているということがあります。


 詳しい公式ドキュメントがあるのでちゃんとした情報を得たい方はこちらへ。

 今日のページを開いた状態はこのような画面になります。左サイドメニュー上部の「Calendar」がそのボタンです。

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 右画面上部に「Month」「Week」「Three days」「Day」とある通り、デイリーノートを期間ごとに俯瞰するビューが色々用意されています。「Month」はその月に存在するデイリーノートがタイル状に並び、「Week」と「Three days」はLogseqのように縦に連結した形で表示されます。
 そして右画面左上のOverviewボタンを押すと、
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 左のメニューが閉じられ、右にカレンダーが表示されます。
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 プロパティにその日の日付を設定したページがあると、画面下部やカレンダーの下にそのページへのリンクが表示されるというありがたい機能もあります。それについてはまたいずれ。
 なお日付の表記はSettingsの「Date & Time」の項で英語またはドイツ語のローカル表記かハイフン区切り(ISO 8601)かを選択できます。現状Capacitiesで選べる言語は英語かドイツ語のみなので、他の国のローカル表記はできません。

 基本的にはこのデイリーノートをメインの場として、必要があれば他のページを作るということになるでしょう。
 その日に作られたページが下に列挙されたり、前述したようにプロパティの日付設定によって紐づけられたりして、どんなことをした日だったのかがわかりやすくなるよう工夫が凝らされています。
 試しに適当にページを作るとこんな感じで下部に表示されます。

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 なお、ページ一覧は四つのビューがあります。埋め込み表示にすると直接中身を編集することもできます。
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 このことはデイリーノートの「Created today」欄だけではなく、バックリンクも同様です。バックリンクについては別の機会に書くかもしれません。

 デイリーノートにはテンプレートを作ることができます。左メニューの「Objects」欄にある「Daily Notes」のメニューボタンをクリックして「Object Settings...」を開くか、「Create from Template」→「New template」を選択します。

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 こちら↓がObject Settingsの画面(右の白い方)
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 Object Settingsの一番下にテンプレートメニューがあります。テンプレートを作った後、テンプレート名右の☆ボタンをクリックしてデフォルト設定にすることで自動でテンプレートが適用されるようになります。
 なお「New template」の上に書いてある「Michael von Hohnhorst~」は私が作ったテンプレートです。CapacitiesのUse casesにあるMichael von Hohnhorstさんのテンプレートを元に作っています。

 テンプレートを用意した状態で、デイリーノートの本文部分の「Start your daily note...」のあたりをクリックすると、

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 テンプレートが反映されます。
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 テンプレートは複数作れるので、仕事の日と休みの日を分けるなど色々やりようがあるでしょう。

 デイリーノートの具体的な使い方についてもいくつか書きたいことがあるので、また次回以降に書けたらと思います。
 

2024/08/28

Capacitiesを使い始めた

 少し前からCapacitiesというデジタルノートツールを使っています。


 私としては「こういうアプリケーションが欲しかった!」というもので、大いに感動しているので少し書いていこうかと思います。

全文検索について(2025/01/23追加情報あり)  ただし東アジアのユーザーにとって非常に重大な問題があるのですが、2024/08/28現在われわれの文字での全文検索はほぼ機能していません(タイトル検索は可)。開発チームは随分前からこの問題を把握していますが、技術的な難易度が高いのか興味がないのか進展が極めて遅いので、果たして対処してくれるのかどうか、そしてそれがいつのことになるのかわかりません。 - [Requests, ideas, bugs - Full text search for logographic languages (Japanese, Chinese, Korean, ...)](https://capacities.io/feedback/p/full-text-search-for-logographic-languages-japanese-chinese-korean)

 また、Androidアプリを使ってみたところ、かな入力で変換すると内容がブロック単位で上書きになってしまってまともに使えなかったので、その点でも日本語ユーザーには優しくない状態です。
 重用し始めてから「使い物にならないじゃないか!」となると非常に辛いので、お試しになりたい方は予めこのことを了解してお使いください。リンク先のVote数を増やせば少しは腰を軽くしてくれるかもしれません。

(2025/01/23追記)
 記事投稿時点では上記のような状態でしたが、2025/01/22確認したアップデートでおそらく全文検索の問題は解消しました。以下に記事を書きましたのでそちらをお読みください。


 さて、ツールの話をしていきましょう。基本操作については親切なチュートリアルがあるので省略します。

 見た目も編集方法もNotionライクなUIなので、Notionに慣れている人はあまり戸惑わずに使えるでしょう。しかし情報の扱い方は大きく異なっているように思います。互いに「代わり」になるものではないような気がしています。
 Capacitiesの最大の特徴は、情報をオブジェクトとして扱うことにあります。と言っても、オブジェクトという言い方では多くの日本人にとってピンと来ないかもしれません。

 基本のオブジェクトタイプとして、以下のものが設定されています。

  • Page
  • Tag
  • Image
  • Weblink
  • PDF
  • Audio
  • File
  • Tweet
  • AI Chat[PRO]
  • Query[PRO]
  • Table[PRO]

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 Pageは普通のノートですが、他のものはデータやファイルの種類と結びついた特殊なオブジェクトになっています。例えばPageの本文の中に画像を貼ると、それがImageオブジェクトとして自動的に格納されます。URLも同様で、本文内に貼る際にWeblinkオブジェクトとしてデータを保存することができます(なおURLの場合はオブジェクト扱いしないで済ませることも可能です)
 画像やURLなどを自動でオブジェクトとして保存してくれるのは、(今までそういうものがなかったのかはわかりませんが)とても画期的な仕組みに思えます。
 一般的なツールではURLを単体で保存しようとすると普通のノートと同じ形式になってしまうでしょうが、様々記述を書いてあるページの中にURLのメモだけのためのページが混ざっている(しかも大量に)となると、個人的には違和感を覚えずにいられません。しかしURLをメモするためのページをひとつ作ってその中に列挙する形を取ると、そのうちのどれかを指したいというような時に面倒です。
 既存ツールが不十分かどうかはさておき、URLだけを一覧・管理できて諸々の操作を加えられるということはシンプルに便利だと感じています。それぞれにメモを書き加えることもできます。画像その他についても同様です。

 これらの基本オブジェクトの他に、Pageをベースに自分でオブジェクトタイプを定義することが可能です。プログラミングでデータ型を定義するようなものです。
 Notionのデータベース内ページがそうであるように、各ページにはプロパティが存在し、オブジェクトタイプ毎にどんなプロパティを設けるかを決めることができます。定義しておけばその情報を元にフィルターやソートを実行することができます。
 ただしあまり細かくやると管理のための管理になってしまって実用上プラスにならない可能性があるので、私はプロパティについてはこだわらないことにしています。絞り込みや並べ替えがしたいという強い気持ちがある場合に使うとよいかと思います。
 なお、テンプレートとして以下の例が用意されています。

  • Book
  • Person
  • Meeting
  • Zettel
  • Project
  • Organization

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 これを見て、私は「そうなんだよな!」と膝を打ちました。思いつきや学びを書く所謂ノートと、本の情報や人の情報、議事録等々は、自分の中では明確に種類が違っています。ひとつのツールで管理したいものではありますが、できれば分けて扱うことが可能であってほしいと思います。
 且つ、ビューやプロパティがそれぞれに合わせて違っていると自然です。例えば画像が前面に出てほしいものもあれば、画像を含んでいようがそれが目立ってほしくはないものもあるわけです。そういったことをCapacitiesは柔軟に設計させてくれます。単にタグ付けで区別しただけでは私の中では不十分で、相応しい見た目をしていることでやっと納得に至った感があります。
 実際にどんなオブジェクトタイプを新たに作ったかは次回以降に譲ることにしましょう。

 他にも痒いところに手が届く機能がたくさんあります。おいおい紹介していけたらと思います。

 
 はじめに、Notionとは相互に「代わり」になるものではなさそうと書きました。それは情報をどう見るかという点でUIが異なっているからです。しかしCapacitiesの思想に染まった上で、Capacitiesのようにデータを扱っているつもりでNotionを使うことはある程度可能と思います。データのつくり自体は似通っています。
 Notionでデータベースを作るといかにもデータベース然としているように感じますが、Capacitiesを踏まえればその種類のページ全体の管理画面がそうなっているだけ、と解釈することもできるでしょう。
 もちろん、Capacitiesなら自動でやってくれる処理をNotionではやってくれないということがあるわけなので、単純に「じゃあNotionでいいじゃん」ということにはなりません。Notionにはない便利機能がCapacitiesには様々あります。ただしNotionを拠点にしている人がより使い方を広げるヒントにはなると思います。
 また、冒頭で書いたように現状Capacitiesは東アジアのユーザーに対して友好的とは言い難いので、日本語話者としてはより信頼の置けるNotionその他を使っていくという選択をした方が今のところ賢明であることは確かです。

 ちなみに、全データはmdファイルでダウンロードすることができます。オブジェクトごとにフォルダ分けされ、コレクション(※別の機会に紹介します)ごとにcsvファイルを生成してくれます。また画像等のファイルを含めるかどうかも選択できます。
 各プロパティの情報はmdのフロントマターに記述されるので、Obsidianなど他のツールにそのまま転用することが可能です。その点ではとても親切なので、気軽に試していいかと思います。
 

2024/08/28

楽しさのための話を聞く

少し前まで「文章を読む」または「文章として書くようなことを聞く」ということに偏っていたけれど、「楽しさのための話を聞く」という時間が増えて、脳内の色調が豊かになったような気がする。聞いていてアハッwwwと声を出して笑うみたいなのはやっぱり日常にあった方がいい。

正しいか正しくないか、同意できるかできないか、どこまで同意するのかしないのか、みたいなことしか考えないでいると、まあそういうノリの人間になっていくだろう。
そういうノリだとそういう話しかしないから、そういう人を見ていると疲れる。内容の如何に関係なく「またやってるよ」になってくる。

2024/08/25

党大会というライブ

アメリカ大統領選に向けた民主党大会の様子をテレビで見た。
もはやアーティストのライブのようで、ちょっと日本人には理解しがたいノリだなと感じた。声を合わせて「I love Joe!」と叫んでいるのを見ると、日本版にすれば「文雄大好きー!」になるわけだが、まああり得ない光景だなと思う。
日本国民の政治への関心の低さがずっと言われていて、それに比べてアメリカはすごいぞ、という話になりがちだが、日本人の無関心がまずいのは事実としてもそう単純に欧米を見習っていいのかということは考えてしまう。
日本が政治家に対してああいう距離感の社会になってほしいとはあまり思わない。

2024/08/04

小沢真珠さん

NHKEテレの「生きものさんいらっしゃい!」という番組で小沢真珠さんが出ているのを見た。

普段ドラマを見ないし一番話題になっていた頃にもちゃんと見ていなかったので顔しか知らない感じだったのだが、この番組で今更ながら演技をまともに見て(よりによって教育番組で)、迫力に脱帽した。深みのある声が素晴らしい。どちらかというと可愛い雰囲気の顔立ちだと思うけど声の圧がすごい。教育番組なので全然全力の圧じゃないわけだけど、面で押してくる感じの圧を感じた。迫られているのが加賀翔なのがまた可笑しくて良かった。たじたじな感じで。
しかしまあ昔と全然印象が変わっていなくて驚いた。美しく素敵な女優さんだ。

2024/08/03

三ヶ月経ってる!!!

うっそでしょ、本気で仰天してしまった。
ブログの方は5月半ばと7月にも書いているのでインターバルは1ヶ月半で済んでいるけれど、茶の間はちょっと楽しい気分じゃなくなった時点で書きづらくなってしまって間が大きく空いてしまった。
あと7月が本当に一瞬で過ぎ去ってそれもびっくりしている。本当に一瞬だった。体感一週間で一ヶ月過ぎた。

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