「文脈」を要約するのは基本的に困難だろうという話。
- 文脈には言語化し得ない要素が多く含まれる。
- 要約によって何かを省略すると文脈は形を変えてしまう。
- よって、試みるべきは文脈自体の要約ではなく、より少ない文字数でより具体的に文脈を呼び出すための工夫。
- つまり必要なのは「圧縮」ではなく「トリガー化」。
- 例えば
- ある文脈に対して名前をつける。その名前は文脈を要約するものでなくてよく、「想起」させることが肝要。
情報カード性との関わり
- あるカードについて、その周辺情報として文脈を記録できたら理想。
- しかし紙面には限りがあり、かつそもそも文脈自体の言語化はほぼ不可能。
- よって、文脈に名前をつけ、その名前を記述する。
- 文脈の命名もカードとして作るとやりやすい。
- 極力そのまま文脈を保存できるような形で書き留めてその範囲に名前をつけ、別なカードにそれらの名前を集めてまたその集合に名前をつけ、ということを繰り返すことで複雑な文脈を保存する。
- 書き留めるにあたっては、文脈の正確な写生に挑むよりも、想起しやすいメタファーとそこから想起する自分の頭に託す方が良い場合もある。
関連記事