Notionは各ページにアイコンを設定でき、ファビコンとして反映される。絵文字、色別のシンプルアイコン、画像指定から選べるので、極めて自由である。
とても面白い機能なので、つい楽しさ優先で面白い絵文字を選んだり凝った画像を用意したりしてしまう。Notionの使い始めの頃は、昔々に大量に収集していたWindowsのアイコン用画像を引っ張り出してきたりして、うきうきわくわくといった感じで遊んでいた。
基本的に、自分にとってそのページのイメージとして最もぴったりなものを選び抜こうとしていた。ノートの表紙、あるいは本のカバーのような感覚だ。
そのようにしてページごとに最強のアイコンを選ぶみたいなことをやっていたわけだが、その割に、実用上は思ったほど嬉しい感じではないことにやがて気がついた。選ぶのは楽しいのだが、そうやって選んだアイコンが並んでいる状態が本当に役に立っているかというと、どうも疑問符が付きまとう。
なんでだろうと考えてみると、答えは単純だ。カラフル過ぎるのである。いちいち情報量が多く、そして統一感がない。見ていてちょっと疲れてくる。そのような選び方をしてしまっていた。
ということで、最近はジャンルごとに色を決めて、ページの種類ごとにその色のセットの中からアイコンを選ぶことにした。例えば生活のことは緑、のらてつとしてのことは赤、というような形だ。
で、原則として内容ではなく形式を基準にアイコンの形を選択するようにした。一例を挙げると次のような格好。
house: ジャンルごとのトップページ
folder: ページのリスト
spreadsheet: データベース
grid square 2x2: ギャラリー類
hammer: 整備中、改装中のページ
当たり前のことだが、ページにはタイトルがついているわけで、無理してアイコンで全てを表現しようとする必要はない。例えばスプレッドシートのアイコンで「本」というタイトルがついていたら、それはもうひと目で「本のデータベースだな」と解るのであり、別に本のアイコンを使わなくてもいい。(もちろん使ってもいい。)
このようにして色とシンプルな形状でアイコンを統一して、視覚的な情報量を不必要に増やさないようにしたことで、見た目にスッキリして随分使いやすくなった。
日常的に使うものについては、自分の「楽しい」が時にストレスを発生させるということにも注意を払う必要がある。