第一部のドラマ、ロッキード事件で田中角栄逮捕のシーンからスタートして最後もそのシーンで締められたけど、ずっと見ていくと田中角栄が逮捕されたことがどれほどの意味があることだったのかが鮮やかに胸に迫ってきた。
脚本の安達奈緒子さん、おかえりモネの人か!! メインキャストは森山未來と佐藤隆太。
ソ連崩壊後の世界を生きている身には「反共」というものの意味の大きさが体感としてわからない。知識として、どれほど切迫した状態だったかというのは知っていても、その当時の事件とかを見た時に「反共」の二文字は反射的には浮かばない。でも当時は政治の全て、生活の全てにそれが関わっていたのだろう。
このシリーズは前回の帝銀事件で知った。先日再放送したけど初回放送で見ていた。
こちらもドラマ脚本は安達奈緒子。メインキャストは大沢たかおと要潤。
大学でちょっと731部隊についての講義を受けたことがあったものの「その後」がこう繋がっていくことは知らなかった。
戦後から自分が生まれる前の期間のことは知らないことがとても多い。多いというかほぼ何も知らないと言った方がいいレベル。淡々と書かれた記述を見ても想像が難しい。今回のようなドラマが「本当」かどうかは別として、やはり映像のインパクトを借りないと雰囲気が掴めないし、こういう番組はありがたい。