毎週土曜の夜7時は「人類は愚か」タイム。厳密には7時半頃。
この時間、Eテレで「地球ドラマチック」という番組をやっている。
大自然の話、考古学系の話、建築関係の大プロジェクトの話が多く扱われている。もっと身近で素朴な営みの話もある。内訳で言えば、多いのは自然の話だ。
どういう環境でどういう動植物が生きているか。その環境はどう変化し、現状はどのようであるか。どうやって撮ったのかわからないような高精細の映像がたくさん使われていて、かなり見応えがある。
それは良いのだが、まあ九割方、人類の所業によってそれらが危機に瀕しているという話に繋がる。人類は愚か。番組の展開が悪いという話ではなく、事実としてそうなのだからそう伝えるのは尤もなことだ。事実として、このままいけば今映っているこれらはやがて消えてなくなるのだ。
そんな感じで、大体毎週、人類が如何に傲慢で救いようがない存在かを噛みしめている。自然は尊いから破壊してはならないというより(個人的な好みで言えば自然は豊かであってほしいけど)、この先にあるのは自滅だよね、というのが毎度の溜め息の理由だ。まあかなりの間しぶとく生きるんでしょうけど。でもいつも、人類最期の姿としてクロノ・トリガーの未来の時代が思い浮かぶ。現実の人類はラヴォスを自分で作る気がする。