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動じないために。

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拾い直しの旅

「のらてつ」というペルソナで取得しているアカウントの類で見れるものを視界に入れず(Twitterを開かないとか)、自分の発信もしなかった期間のこと。具体的には2023年4月末から6月まで。
[代わりにやっていたこと]

  • 十年以上前に好んでいたものに触れたり、ずっと前に使っていたツールをまた使いだしたり、もう何年も前に深く話し込んだ人と久々に話したり。見る・聴く・読む・話す・使う・書く、といった動詞の対象が「のらてつ」以前のものにすっかり置き換わっていた。

  • Vectorに公開されているフリーウェアを色々DLして試した
  • ツール開発

[気づいたこと]

  • 過去に一度でも触れて手放したものたちをまた拾い直すということがあまりなかった
  • 生成AIの話に疲れていた

[この期間を経て変わったこと]

  • なんとなく文章がすらすら出てくるようになった

記事:拾い直しの旅

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2023/08/30

なぜか文章を書くのが楽になった

 この頃、ブログ用の文章を書くのが楽になったなと感じている。
 文体や内容の質が変わったわけではないと思うが、なんとなくすらすらと言葉が出てくる。事前にアウトラインを整理することもなく、大体いきなり書いて、自分としては「これでいい」と思える文章になっている。

2023/05/30

拾い直しの旅

 一ヶ月と少し、「のらてつ」モードを完全オフにしていてすっかり浦島太郎になっている。


 「のらてつ」モードをオフというのは、「のらてつ」というペルソナで取得しているアカウントの類で見れるものを視界に入れず(Twitterを開かないとか)、自分の発信もしなかったということだ。
 と言っても、距離を置きたかったというようなネガティブな動機は全くなく、自分としても突然に、そして思いがけず長期間留守にすることになってしまった。

 きっかけとして何かすごいイベントが発生したというのでもないが(ただし期間延長を助長したアクシデントはいくらかあった)、ちょっとしたことで懐古の渦に飲み込まれていた。
 十年以上前に好んでいたものに触れたり、ずっと前に使っていたツールをまた使いだしたり、もう何年も前に深く話し込んだ人と久々に話したり。見る・聴く・読む・話す・使う・書く、といった動詞の対象が「のらてつ」以前のものにすっかり置き換わっていた。

 この二年くらいの間は、それ以前に自分にまとわりついていたものを振り払って少しずつ前に進むというようなことをずっとしてきた。脱皮していたようなものだ。
 無自覚に縛られていたものを脱ぎ捨てて生まれ変われたようなところもある一方で、しかし今思えば別に手放さなくてもいいものを置き去りにしていたようである。新たな領域、空白の領域を求めすぎて、過去に一度でも触れて手放したものたちをまた拾い直すということはあまりなかった。
 その拾い直しの作業をしていたのだと思う。

 ちなみにきっかけが弱い割にモードを完全オフにするまでになったのは、単純な話「アカウントの切替が微妙に面倒だったから」というのが大きい。丸一日見なかったりすると追うのが少し億劫になり、そうしているうちにぱったり開かなくなる、というよくあるパターンである。逆に言うと、「のらてつ」モードになっている間は、他のアカウントに対してそれが発生していたわけである。
 そして一ヶ月以上離れて思ったのは、「生成AIの情勢を気にしなくていいって楽だな」ということだ。常に最新の情報をチェックするという時、常にチェックしているイコール能動的かのようだが、むしろ受動的なのに情報に自分を晒していることになっていることがよくあるし、それは非常にしんどい。
 何かしら「やるぞ」という気分になってから追い直しても多分遅くはない。何かやるとなったとしたって、どうせ最先端に躍り出ようとかいうわけではないのである。

 自分用のツール開発は続けていた。昔のツールに触れた延長でVectorに公開されているフリーウェアを色々DLして試したりして、レイアウトなどの考え方が土台から変わった。あと機能追加が劇的に楽になるようなやり方(※当社比)を掴んだりして、この一ヶ月で結構進歩したと思う。
 作っていたのは日記・日誌用のツールで、もしかしたら決定版になるかもしれないという手応えがある。昔使っていた複数の日記アプリなどのデータをトータル何千件かインポートして、長い間悩んできた「あちこちのアプリにデータがあって結局振り返りが困難」という問題も解決できた。
 詳しくはまた改めて書くことにする。

 他にあった変化といえば、プロダクト型アウトライナーへの回帰がある。Workflowy的な「箇条書き」タイプのアウトラインではなく、本文があるデータを見出しによって整理するタイプのアウトラインである。
 Windowsでアウトラインプロセッサと言えばその形だから(少なくとも以前はそうだった)、フリーウェアを探すという場合ももちろんこの形のアプリケーションとたくさん出会うことになる。懐古の流れの中で光が当たった形である。
 現在著名なWebサービスの類が主流になる前は、私にとっては情報管理というのはこの形のアウトラインプロセッサやWordのアウトライン機能を使うのが当たり前だった。不便を感じていたわけでもなかったが、しかしよりモダンな形式を知ると、それまでになかった発想がきらきらして見えて、それを搭載していないツールが不便なような気がしてくる、みたいな勘違いが発生してしまった。
 情報の種類によっては実際新しい形態の方がずっと便利だというのはもちろんあったわけだが、しかし全部が全部そうではなく、100%置き換えるべきものでもなかった。
 で、今は見出し型のアウトラインプロセッサを再び活発に使っている。時系列である必要がなく、かつリンクを張り巡らす必要もない類の情報を扱っている。

 そんなわけで、急に更新が途絶えた形になりましたが、(多少いろいろありはしましたが)私は元気です。
 

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