Noratetsu Lab

動じないために。

行間のないノート

昔つくったノートに、Essenceノートと題したものがあり、本を読んで知ったり自分で考え至ったりしたもののうち重要なものをぎゅっとまとめていた。
その取り組み自体はいいのだが、後から読んだときに、逆に何が重要なのかよくわからないという感覚があった。重要なことしか書いていないのだから全てが重要なのだが、意味がひと目で認識できないため、書いたときに込めた思いが伝わらない。
ひと目で認識できないことの原因のひとつが空行が全く無いことだ。重要なことを詰め込みたいあまりに可能な限りぎゅうぎゅうにコンパクトにしようとしている。
学生時代のノートの取り方を考えた時、そういうノートはよろしくないというのがすぐ分かるのだが、ノートというよりカンペを作っているつもりだからこれでもかと詰めてしまう。しかしカンペはすぐ使うからそれでも意味をなすのだ。いわゆるチートシートだって普通は見やすい程度に余白を取る。
コンパクトにより多くの知恵をまとめたいと思っても、見て分からなければあまり意味がない。適切な行間と余白は紙面の必要経費であり、多少ページ数が増えることになったとしても省略してはいけないなと思う。

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