板谷波山の1915年(大正4年)の作品。以下の記事中に写真が掲載されている。
去年放送の日曜美術館で板谷波山が取り上げられて知った。
この花瓶は個人蔵とあるので、普段はどこかに行けば見られるというものではないのだろう。
写真だと魅力の1/3も伝わらない感があるが、テレビで映像として見た時には非常に深い感動を覚えた。普段美術品を見ても欲しいとは思わないけども、これは「欲しい!」と思った。淡く繊細な色彩と葉や花を立体的に見せる彫りが美しい。
素人的に言うと全面みっちり紫陽花で埋め尽くされているデザインに驚いた。前に触れた褐釉蟹貼付台付鉢のようなものもそうだけど、自然をそのまま写し取ったような美術品が私は好きだなと思う。