日曜美術館のアートシーンで「ゴミうんち展」という企画展の話をやっていた。
この中で、井原宏蕗というアーティストによるミミズの糞塚を使った作品が紹介されていた。かなり大きい作品だが、ミミズが作った糞塚に釉薬をかけて焼いて作られている。ミミズの糞塚というものに目を向けたことはこれまでなかったし、それを焼いて作品に残すというのは全く想像できない話でただただ驚いた。『made in ground』というその作品は見た目にも美しさがある。
あと山野英之というアーティストの「クソバッジ」という作品群も面白い。安全ピンをつけてしまえばなんでもバッジになる、ということで作られたものだが、「確かに!」と思った。
そういえば子どもの頃、小さな塩ビのフィギュアなんかにヒートンをねじ込んでキーホルダーにしていた。実際に何かにぶら下げて使ったわけじゃないような気がするけれど、そうやって手を加えると生まれ変わるような感じがしたのだ。