Noratetsu Lab

動じないために。

ルリチュウレンジ

漢字が想像できない名前シリーズ。

ハバチの仲間の蜂。全身メタリックブルーで綺麗。写真だと光沢がわかりにくいけど、実物を見ると甲虫並にピカピカしている。針が無いので刺さないし、動きものろいので、蜂と言っても怖くないやつ。

漢字は「瑠璃鐫花娘子」。変換したら余計にわからない。瑠璃色のチュウレンジバチなのはいいけども、「鐫花娘子」とは。

(↓でかでかと虫の写真があるので苦手な人は開かない方が良いです。)

「鐫」は、「のみ」と読み、木材などをうがつ道具のことを意味しています。

ふむ、葉や茎に卵を埋め込むように産みつける様子からこういう名前のようだ。「鐫」は音読みでは「セン」のようだけど、じゃあ中国語読みなのかというとそれも違うような? 「鐫花娘子」がどうして「チュウレンジ」に…。

この記事ではネット上の記述を調べた結果が報告されているけれど、まあやはりよくわからない。

個人的な推測では、注連縄(しめなわ)の“注連(ちゅうれん)”から来ているというのもあり得るか…? とは思った。

これは気持ちとしては結構なるほどと思えた。葉の端に卵を産み付けていった時の様子が縄っぽい感じがなくもない。

レファレンス協同データベースも見てみたが、過去にチュウレンジについて質問した例は収録されていないようだ。今度図書館に行った時にでも調べてみようかと思う。

 

晩夏になると、気づいた時にはツツジが幼虫だらけになっていたりする。まあよっぽど大量発生しないとすっかり丸坊主とまではいかないと思うけども。

どうでもいい文句

どうでもいいけど、チュウレンジバチ駆除について書いているとあるWebページで使われている写真が、幼虫も成虫もどう見てもチュウレンジバチではなかった(アメリカシロヒトリか何かの幼虫とクロウリハムシの成虫に見える)。専門家面して適当な情報をばら撒かないでほしい。

 

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