Capacitiesがメインの場となったことでノートツール環境はどうなったのか、現時点の様子を書いておこうかなと思う。

 まずCapacities以前はどうだったかというと、大体こんな感じ。

  • Dynalist

    • ライフ・アウトライン(生活上で発生する事柄全般)

    • 書き物

  • Cosense(Scrapbox)

    • 自分の関心に基づく情報保管庫
  • Obsidian

    • 自分の必要に基づく情報保管庫

    • 規模の大きい書き物の作業場

  • Notion

    • 自分以外の人と共有する情報保管庫

 ScrapboxとObsidianの使い分けについては3月時点で以下に書き留めている。(ただしそこから8月までの間に少し変化している。)

 

 現在はこう。

  • Capacities

    • ライフ・アウトライン(生活上で発生する事柄全般)

    • 自分の関心に基づく情報保管庫

    • 自分の必要に基づく情報保管庫

    • 規模の大きい書き物の作業場(本文以外)

  • Dynalist

    • 書き物
  • Notion

    • 自分以外の人と共有する情報保管庫

 情報の混在を嫌って場を分けていたようなものについては、Capacitiesが全てを解決してくれたので全部まとめられるようになった。Obsidianに置いていた情報は全部Capacitiesに移した。Scrapboxの中身を移すのは現実的ではないので、基本的に既存のデータはそのままにして必要を感じた時だけその都度移すことにしている。

 書き物については、Dynalistに自作のChrome拡張機能を合わせてうまくやれるように環境を整えているので、それをそのまま継続している。Chrome拡張機能を自分で作って活用する(Dynalist)

 自作ツールはもう全然使っていない。こうだったらいいのになあと思っていたことのほとんどをCapacitiesが実現してくれているので作る必要がもうなくなってしまった。割と最近マルチウインドウのプロセス型アウトライナーを作ったりしていたが、それを重用する未来がイメージできなくなったので中断した。

 頑張って獲得したプログラミングのスキルは、自分用のChrome拡張機能を作るとかAPIを活用してデータを取得・加工するとかで発揮されているので、まあ無駄になったわけではない。

 紙のノートは最近出番が少ない。これは別にCapacitiesに役割が吸収されたということではなく、単純に紙のノートが活躍するようなことをたまたましていないというだけ。まあ「どこでもいい」種のメモを紙に書くかデジタルツールに打ち込むかということはあって、そのブームが今はデジタルツールの方に来ている状態ではある。

 

 Capacitiesによってツールの使い分けが減り、情報管理がだいぶ単純になった。

 Capacitiesには既に何百かのページができているが、それでもScrapboxの蓄積と比べれば全然なので、このままCapacitiesに情報が増えて使い勝手がどうなるかはまだ未知数だ。現時点の感触ではデータが増え続けても問題は起こらないような気がしているが、果たしてどうか今後わかってくるだろう。

 

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