前回(Capacitiesを使い始めた)はCapacitiesの特徴としてオブジェクトタイプの話をしましたが、もう一つの特徴としてLogseqのようにデイリーノートを重視しているということがあります。
詳しい公式ドキュメントがあるのでちゃんとした情報を得たい方はこちらへ。
今日のページを開いた状態はこのような画面になります。左サイドメニュー上部の「Calendar」がそのボタンです。
右画面上部に「Month」「Week」「Three days」「Day」とある通り、デイリーノートを期間ごとに俯瞰するビューが色々用意されています。「Month」はその月に存在するデイリーノートがタイル状に並び、「Week」と「Three days」はLogseqのように縦に連結した形で表示されます。
そして右画面左上のOverviewボタンを押すと、
左のメニューが閉じられ、右にカレンダーが表示されます。
プロパティにその日の日付を設定したページがあると、画面下部やカレンダーの下にそのページへのリンクが表示されるというありがたい機能もあります。それについてはまたいずれ。
なお日付の表記はSettingsの「Date & Time」の項で英語またはドイツ語のローカル表記かハイフン区切り(ISO 8601)かを選択できます。現状Capacitiesで選べる言語は英語かドイツ語のみなので、他の国のローカル表記はできません。
基本的にはこのデイリーノートをメインの場として、必要があれば他のページを作るということになるでしょう。
その日に作られたページが下に列挙されたり、前述したようにプロパティの日付設定によって紐づけられたりして、どんなことをした日だったのかがわかりやすくなるよう工夫が凝らされています。
試しに適当にページを作るとこんな感じで下部に表示されます。
なお、ページ一覧は四つのビューがあります。埋め込み表示にすると直接中身を編集することもできます。
このことはデイリーノートの「Created today」欄だけではなく、バックリンクも同様です。バックリンクについては別の機会に書くかもしれません。
デイリーノートにはテンプレートを作ることができます。左メニューの「Objects」欄にある「Daily Notes」のメニューボタンをクリックして「Object Settings...」を開くか、「Create from Template」→「New template」を選択します。
こちら↓がObject Settingsの画面(右の白い方)。
Object Settingsの一番下にテンプレートメニューがあります。テンプレートを作った後、テンプレート名右の☆ボタンをクリックしてデフォルト設定にすることで自動でテンプレートが適用されるようになります。
なお「New template」の上に書いてある「Michael von Hohnhorst~」は私が作ったテンプレートです。CapacitiesのUse casesにあるMichael von Hohnhorstさんのテンプレートを元に作っています。
テンプレートを用意した状態で、デイリーノートの本文部分の「Start your daily note...」のあたりをクリックすると、
テンプレートが反映されます。
テンプレートは複数作れるので、仕事の日と休みの日を分けるなど色々やりようがあるでしょう。
デイリーノートの具体的な使い方についてもいくつか書きたいことがあるので、また次回以降に書けたらと思います。
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