Capacitiesでは情報をオブジェクトとして扱い、種類ごとにオブジェクトタイプを定義することが出来ます。デフォルトで設定されているものについては最初の記事で紹介しました。

 今回から私が定義しているオブジェクトタイプについて書いていこうと思います。

おさらい

 まずデフォルトのオブジェクトについて再掲しましょう。

  • Page
  • Daily Note
  • Tag
  • Image
  • Weblink
  • PDF
  • Audio
  • File
  • Tweet
  • AI Chat[PRO]
  • Query[PRO]
  • Table[PRO]

 Page以外はCapacitiesのシステム上で特別な働きをします。自分で定義するオブジェクトはPageの派生となります。
 次に、予め用意されているテンプレート、つまりオブジェクトタイプの定義の代表例がこちらです。

  • Book
  • Person
  • Meeting
  • Zettel
  • Project
  • Organization

 これらはおおよそ誰しもが必要とする情報でしょうし、私もほとんどそのまま使っています。(MeetingとOrganizationにあたるものについては他のツールでやっています。)

私の定義

 現時点で私は20種ほどのオブジェクトタイプを定義しています。つまるところ自分は何を扱おうとしているのだろうかと大分類を考えてみたところ、大雑把に分けて以下のようになるでしょう。

  • 時間系
    • Yearly Note
  • セルフマネジメント系
    • Map(リストなど俯瞰のためのページ群)
    • Project
    • Doing(自分の基本的な行動)
  • 自分の体験と関係するもの系
    • Belonging(所有物)
    • Book
    • Literary work(文学作品)
    • Fictional universe(いわゆるIP)
    • Place
    • Music
    • Game
    • Program(テレビ・ラジオ等の番組)
    • Application
  • クリップ系
    • Article
    • Coding(プログラミング関連)
  • 知識系
    • Item(複数形は「Catchall」と設定)
    • Person(実在の人物)
    • Character(非実在の人物・キャラクター)
    • Word
  • 思索系
    • 豆論文(テンプレートのZettelを使用)

 前回Capacitiesでは扱わないでいること、私がCapacitiesでしたいことは「自分の人生に直接関わっていることの把握と管理」であると書きました。それゆえに、セルフマネジメントと自分の体験に関係する事物に細かくオブジェクトを設定しています。
 逆に、自分の人生と直接は関わらない知識などはガバッとまとめて扱っています。「ひと」「語彙」「その他全般」くらいには分けたほうが都合が良いのでいくつかのオブジェクトタイプを用意していますが、知識の内容によって細かく分類するということはしません。コレクションとタグは多少活用しますが、必要最低限に留めています。

 どれに入るのかぱっと思いつかないような(しかしページにしたいくらいの粒度の)情報が入ってきた時はまずデフォルトのPageオブジェクトにします。しかしそういう場合は情報の内容ではなく角度によって迷子になっていることがほとんどなので、咀嚼するうちにどれか既存のオブジェクトタイプまたはオブジェクト(=ページ)の中に収まっていくことになります。それでもどうにも収めがたいような場合は新たなオブジェクトタイプを検討します。
 なお、既存のものに含めにくく且つページにするほどでもないような情報は、Daily Noteに書いて適当なタグを付けておくことが多いです。

 オブジェクトタイプごとにいくらか語れることはありますが、一度にやると書くのも読むのも大変なので、大分類ごとに書いていこうと思います。
 

Backlinks

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