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Noratetsu House 別館2024/10/24

Noratetsu House 別館

Notionでサイトの別館を作った。現時点ではサイトの更新情報とコーディングの話を置いてある。

Noratetsu Houseでやることを「文章」に絞り、複雑な構造が必要になるようなものをNotionに分離した形。

Dynalistでデータを作っていたもののうち、文章以外のものはDynalistではない形で管理することにした。現在Dynalistを大掃除していて、文章執筆系以外のものは引っ越してDynalistから削除している。

あと現状のやり方だとPCが死んだらサイトをなんにも更新できなくなってしまうので、万が一PCが使えなくなっても何らかの発信は続けられる形を確保するという意味もある。これで安心。

イヨヒメバチ2024/10/11

先日、体長30mm近くある細身の黒いハチを見かけて、なんだろうと思って調べたところ、おそらくイヨヒメバチというものだった。背中(小盾板)の白が目立つ。

手元の図鑑には生態についての記述が全くなかったけれど、インターネットでちょっと検索したらたまたま見たページに「セスジスズメの幼虫に寄生するという」と書かれている! ヒエェ。

ヤブカラシがあるところ(そしてセスジスズメの幼虫を見かけたところ)を執拗に飛び回っていたので、まさにセスジスズメを探していたのだろう。

個人的にはセスジスズメを可愛く思っているけれど、暴食極まる虫だし増え過ぎると大変だ。こういうハチがこうしてバランスを取ってくれているのだなあ。

セスジスズメ2024/10/10

毎年セスジスズメの幼虫を飼育している。スズメガ科、つまり蛾の仲間の昆虫だ。

もりもり食べてどんどこ大きくなるので見ていて楽しい。4mmくらいから最終的に90mm近くになる。成長速度は時期か気温かでいくらか幅があり、10日くらいで大きくなったのもいれば三週間以上かかったのもいる。

ある程度のサイズになると、おててで葉っぱを挟んで自分の方にぐいと引っ張って食べるのが虫っぽくなくて愉快。一般に虫が葉っぱを食べると虫食いになってなんとなく嫌な感じをもたらしがちだが、セスジスズメは茎だけ残してすっかり食べてしまうので食い痕はもはや気にならない。(ものすごい勢いなので食べられちゃ困るものにこれが来たら阿鼻叫喚であろう。)

あと色合いがシックで質感はベルベットのような高級感があるのでおしゃれ。撫でるとすべすべ。終齢はヘビのような柄になるが、鱗風の模様はよくできている。眼状紋のグラデーションは色味が美しい。

尻尾(尾角)をワイパーのようにぴこぴこ振って歩くのもかわいい。スズメガ類に共通のこの尾角というものは役割がまだわかっていないようだ。多くはバラのトゲのように三角っぽい形をしているが、セスジスズメは細い棒状で、しかも先が真っ白で振ると目立つ。まるでサイリウムのようだ。

腹の吸盤(腹脚)は意外に強力で、手を歩かせるとぴったり張り付く。剥がそうと思うと大変なので(胴体を強く引っ張ると傷めそうで怖い)、棒などを差し出して自分の脚で移ってくれるのを待つことになる。ちなみにひんやりしている。体温がほぼないからそれはそう。

 

子供の頃から昆虫は好きな方だったが、興味の対象はもっぱら甲虫類で、蛾の仲間にはあまり関心を持たなかった。セスジスズメを知ったのは大人になってからで、幼虫は愛嬌があるし成虫も洗練された格好良いデザインをしている。セスジスズメのおかげで蛾にもいくらか関心を向けるようになった。

「好き」「楽しい」に真剣になる2024/09/24

幸福感は種まきにかかっている。

同じものを見ても「そういうのが欲しかった」という前提がないとスルーしてしまう。そして「そういうのが欲しかった」は「そういうのではないもの」を色々見ながら自分の趣味嗜好を厳密に見極めていくことで立ち現れてくる。

だから「好きかもしれない」「楽しいかもしれない」ことに触れに行って、実際そうだったり思ったほどそうではなかったりすることを繰り返す必要がある。

これも結局「質の前に量」の話なのかもしれない。たまたま「量」を稼がなくても出会えたということもあるにしても。

みかんブリ2024/09/21

「みかんブリ」なるものの寿司を食べた。

本当に柑橘の香りがする! 味もとても美味しかった。

みかんジュース加工時に発生する搾り滓の活用方法を模索した末に、血合いの褐変防止を狙って飼料に混ぜたら身に香りもついちゃった、ということか。

みかんを食べた魚がみかん風味になるというのはなんだか冗談のような話だ。なんにせよ無駄が減って且つ嬉しいことが増えるのは良いことだろう。

ミミクリーズ2024/09/20

NHKの番組に「ミミクリーズ」というものがある。

自然の中にある「かたち」「現象」に着目し、全然違うものなのに似ている部分があるの不思議だね、という感じで紹介していく10分番組。

子ども向けに作られていることになっているのだが、なかなか侮れない、というか大人の方が楽しめるかもしれない。見ているとほとんど知らないことばかりだ。

例えば「ベロウソフ・ジャボチンスキー反応」なんて初めて耳にした。そのレベルのものがスッと出てくる。「トポロジーのうた」というのも何度か見た。トポロジーについては一応知ってはいたが、知ったのは大学に入ってからだった気がする。

原理の詳しい説明などはないが、それは大人になってわかればいい。大人は自分で調べればいい。「見たことあるー」と思えるものを増やすのが大事なことで、ミミクリーズはそのことに大いに貢献する素晴らしい番組だと思う。

ハキリアリの会話2024/09/19

NHKの「サイエンスZERO」でアリの音によるコミュニケーションが取り上げられていた。

ハキリアリは切り取った葉っぱでキノコを育てる農業アリとして有名だが、それに留まらず(というかそれを実現するために)、腰にあるギロのような器官で音を発してメッセージを伝え合うという能力を持っているらしい。

専門家の研究対象がハキリアリであるためハキリアリがメインに取り上げられていたが、この能力を持つアリは少なくないようだ。記憶が曖昧だが確か半分くらいの種がそうできるという話だったかと思う。

フェロモンでのコミュニケーションも用いているが、音の方が即時性があり便利なようだ。なお音による会話を封じられるとハキリアリたちはさっぱり社会的な行動ができなくなり、今自分ができることをただただ繰り返すということになる。フェロモンを封じられた場合以上に生産性が落ちてしまうとのことだ。

人間は会話能力を人類特有のもののように思っているし、それは間違ってはいないが、しかし人間が思っているよりはずっと複雑なコミュニケーションを他のいきものたちは交わしているのだろう。シジュウカラなどの小鳥は鳴き声を「文章」として使っているという話もある。

何百万年、何千万年、何億年と続いているのだから、それくらいやるよ、ということなのかもしれない。

久々に雑記帳更新2024/09/02

Noratetsu House: のらてつの雑記帳

五ヶ月くらい放置していたけどまた更新することにした。

けど、検索欄が働いてないようなのでそのうち確認する。普通のサイト内検索はできるのになんで雑記帳の検索は駄目なのか…。

 

追記

雑記帳のデータ更新したら直った! 何がどうなっていたのかわからないけど何もせずに解決した。

「あとで書こう」2024/09/01

茶の間に書くネタを考えていて、何かを見た時に「あとで書こう!」と思ったのだけど、見事に忘れました。

「これをあとで書こう」ということを今書かないと「あとで」は来ない…。

楽しさのための話を聞く2024/08/28

少し前まで「文章を読む」または「文章として書くようなことを聞く」ということに偏っていたけれど、「楽しさのための話を聞く」という時間が増えて、脳内の色調が豊かになったような気がする。聞いていてアハッwwwと声を出して笑うみたいなのはやっぱり日常にあった方がいい。

 

正しいか正しくないか、同意できるかできないか、どこまで同意するのかしないのか、みたいなことしか考えないでいると、まあそういうノリの人間になっていくだろう。

そういうノリだとそういう話しかしないから、そういう人を見ていると疲れる。内容の如何に関係なく「またやってるよ」になってくる。

党大会というライブ2024/08/25

アメリカ大統領選に向けた民主党大会の様子をテレビで見た。

もはやアーティストのライブのようで、ちょっと日本人には理解しがたいノリだなと感じた。声を合わせて「I love Joe!」と叫んでいるのを見ると、日本版にすれば「文雄大好きー!」になるわけだが、まああり得ない光景だなと思う。

日本国民の政治への関心の低さがずっと言われていて、それに比べてアメリカはすごいぞ、という話になりがちだが、日本人の無関心がまずいのは事実としてもそう単純に欧米を見習っていいのかということは考えてしまう。

日本が政治家に対してああいう距離感の社会になってほしいとはあまり思わない。

小沢真珠さん2024/08/04

NHKEテレの「生きものさんいらっしゃい!」という番組で小沢真珠さんが出ているのを見た。

普段ドラマを見ないし一番話題になっていた頃にもちゃんと見ていなかったので顔しか知らない感じだったのだが、この番組で今更ながら演技をまともに見て(よりによって教育番組で)、迫力に脱帽した。深みのある声が素晴らしい。どちらかというと可愛い雰囲気の顔立ちだと思うけど声の圧がすごい。教育番組なので全然全力の圧じゃないわけだけど、面で押してくる感じの圧を感じた。迫られているのが加賀翔なのがまた可笑しくて良かった。たじたじな感じで。

しかしまあ昔と全然印象が変わっていなくて驚いた。美しく素敵な女優さんだ。

三ヶ月経ってる!!!2024/08/03

うっそでしょ、本気で仰天してしまった。

ブログの方は5月半ばと7月にも書いているのでインターバルは1ヶ月半で済んでいるけれど、茶の間はちょっと楽しい気分じゃなくなった時点で書きづらくなってしまって間が大きく空いてしまった。

あと7月が本当に一瞬で過ぎ去ってそれもびっくりしている。本当に一瞬だった。体感一週間で一ヶ月過ぎた。

浦島太郎再び2024/05/01

ちょっと先月いっぱい、のらてつとしてはほとんど何もできなかった。

去年のGW頃にも浦島太郎になっていたけれど、その時は精神的休養という感じで懐古の旅に出ていた。今回は経緯としてはちょっと事情が違うものの、ただ、単に忙しかっただけでなく、「隙間時間に頑張って記事を書いて投稿する」みたいな気力がなくなってしまっていたことが要素としては大きい。(三月から怪しかった。)

不在の間にちょっとは回復もしたのでぼちぼち更新を再開していきたいと思っている。

ScrapboxのCSSを調整しました2024/04/26

Scrapbox自体のスタイルに変更があったので、影響を受けたUserCSSを修正しました。

多分これで大丈夫だと思うけど、他に問題があれば気付き次第対処します。

ライフ・アウトライン実践ログ2024/04/07

雑記帳(BBS風コンテンツ)に書いていくことにした。

Noratetsu House: ライフ・アウトライン実践ログ

書いておきたいが記事にはしづらいこと、もこれなら書ける。

ハクサンカメバヒキオコシ2024/04/04

シソ科の植物。

いかにもシソ科っぽい感じだが、先のほうに先割れスプーンのような切れ込みが入っている。この切れ込みで葉が亀のように見えることから「亀葉」、そして「引き起こし」は弘法大師が病に苦しむ旅人にヒキオコシの葉を摂取するように言って旅人が見事健康を取り戻した伝説が由来のようだ。

で、この切れ込みがあることで、オトシブミが葉を揺籃にしなくなるらしい。

すごい! まあ先が割れていると巻きにくそうだなと思う。化学物質ではなく形の力で生存率を上げているのは面白い工夫だ。

 

余談

ちなみにNHKの「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」で知った。

シュール極まる深夜番組。内容自体は真面目なはずなんだけど深夜じゃないと駄目な番組だ。色々とギリギリを攻め過ぎていて、シュールさを楽しむ心の用意が必要。多分子どもが見るものじゃない。

どういうことかは見ればわかる。林田アナとゲストの人たち、よく笑わないでやれるよなあ…笑 もしかしたらNG連発してるのかもしれないけど。

NHKスペシャル「未解決事件」File.10 下山事件2024/04/03

NHKスペシャル 未解決事件

第一部のドラマ、ロッキード事件で田中角栄逮捕のシーンからスタートして最後もそのシーンで締められたけど、ずっと見ていくと田中角栄が逮捕されたことがどれほどの意味があることだったのかが鮮やかに胸に迫ってきた。

脚本の安達奈緒子さん、おかえりモネの人か!! メインキャストは森山未來と佐藤隆太。

ソ連崩壊後の世界を生きている身には「反共」というものの意味の大きさが体感としてわからない。知識として、どれほど切迫した状態だったかというのは知っていても、その当時の事件とかを見た時に「反共」の二文字は反射的には浮かばない。でも当時は政治の全て、生活の全てにそれが関わっていたのだろう。

 

このシリーズは前回の帝銀事件で知った。先日再放送したけど初回放送で見ていた。

NHKスペシャル 未解決事件 File.09 帝銀事件

こちらもドラマ脚本は安達奈緒子。メインキャストは大沢たかおと要潤。

大学でちょっと731部隊についての講義を受けたことがあったものの「その後」がこう繋がっていくことは知らなかった。

戦後から自分が生まれる前の期間のことは知らないことがとても多い。多いというかほぼ何も知らないと言った方がいいレベル。淡々と書かれた記述を見ても想像が難しい。今回のようなドラマが「本当」かどうかは別として、やはり映像のインパクトを借りないと雰囲気が掴めないし、こういう番組はありがたい。

国語辞典サーフィン2024/04/02

国語辞典サーフィン - NHK

サンキュータツオと柘植恵水アナウンサーがやっているラジオ番組。

冒頭ではある語について街行く人に「もしもあなたが国語辞典ならどう説明しますか」と尋ね、その答えからその語が何かを推測する。そして人々がその語にどういう印象を持っているのかに注目しつつ辞典の記述にあたる。辞典ごとの記述の違いが興味深い。

少し前の、「ツンデレ」の回だったかで「後方腕組み彼氏面」についてちょっと触れていて笑ってしまった。大々的に流行って且つそのまま定着するオタク発祥のパワーワードはやっぱり言葉として上手いんだよね。