以下の記事を読んでいて、私は結局どういうシステムを働かせて動いているのだろうか、と考えた。(※記事の内容自体の感想ではありません)
このツールでこうやっている、ということをその都度描写しても「つまるところどういうシステムか」が自分でもはっきりしてこない。もう一段抽象の階段を昇らないといけないのだろう。
そういうことを考える時に、まずどこにどう書いて考えるのか、それもはっきりしない。というのは、考えようとしている領域を指し示す呼称がないからだ。もちろん、単に考える場を作るという意味ではどのツールでもいいから「私は結局どういうシステムを働かせて動いているのだろうか」という項目なりページなりを作ってその中に書けばいいのだが、名前がないと考えた結果を取り扱いづらいし多分継続的に考え続けられない。
そしてシステムの様子を反映した適切な名前をつけるには全体像がわからなくてはならないので、事前には特徴を示した名前はつけられないということになる。メソッド風の名付けを目指す前に、結局何をどうするシステムの話なのか、ということで一般的な名称を用意する必要がある。ブレストしてみよう。
何を:情報、メモ、ノート、タスク、生活
どうする:管理する、取り扱う、回す、流れさせる
やっていることは情報の管理ではあるけれども、情報管理という表現は実際の雰囲気から離れているような感じがする。情報を管理する目的は生活および頭の中をうまく回していくことで、語感に生活感が足りない。また情報の範囲についても、この場合自分の生活のための情報ということなので、単に情報とかインフォメーションとかいう表現だと大仰過ぎる感がある。
資料庫の管理人をやっているのではないので、自分が取り扱いたいものというのは自分の手で作ったか集めたかした情報であり、『すべてはノートからはじまる』を踏まえるとそれらは全て広義のノートであると言える。とはいえ自分が生成または収集したものなのだから、広義と言ってもより一般的意味合いの「ノート」に近いものだ。例えば会社の書類を「ノート」とは言いづらいし、「ノート」という表現をするだけで、個人的なもの、属人的なものという印象が生まれるように思う。
ということで、自分が考えようとしていることを「ノートの流れ」、つまり「ノートフロー(note flow)」と表現することにした。ChatGPTに「これこれこういうことを指してノートフローと言い表そうと思うがどうか」ということを尋ねたら「英語的にも自然だし良いと思うよ!」という旨が返ってきたのでこれでよしとする。
これまではこの種のことを「ノートツール環境」と表現していて、このサイトでもノートツール環境スナップショットというタグを付けていたが、ツールがどうというより「書かれたものの流れ」が重要なので「ノートフロー」の方が良いだろう。
早速Capacitiesに「私のノートフロー」というページを作る。オブジェクトタイプはMapオブジェクトにしておこう。これで私の中でこの領域を「あれ」と指させるようになった。(MapオブジェクトなるものについてはCapacitiesのマイオブジェクト⑥ セルフマネジメント系で書いた。)
ノートフローの姿は頻繁に変化するのでバージョン管理したいところだ。しかしver.1とかver.2とかやると、どこを1にするのか、それ以前のものはどうナンバリングするのか、という問題が発生するので、年ごとに「2024年のver.1」といった風に捉えるのが無難だろう。
今現在がバージョンいくつになるのかわからないので、とりあえず「2024-xx」としよう。例えば3段階目だなと判明したら「2024-03」という感じにする。そしていつの話なのかわかった方がいいので、日付をリンクしておく。
何月何日版というふうに表記する方法もあるが、そうすると前後に書かれているものが繋がっているのかそうでないのか曖昧になるので、通し番号を打てたほうが良いと感じる。
2025年のver.1は、元日に改めない限りは2024年の最終バージョンと同じものになるだろう。なので「=2024-xx」とか書いておく。
こんな感じで書いていけばノートフローのフローが明快になる。だがしかしこれだけでは足りないのだった。抽象化・一般化を試みる場が必要だ。上の方に場所を作ろう。
今考え始めたことなので内容はまだ適当。そのうちまとまってくるはずだ。
以後は定点観測的な内容や一般化したものを「のらてつのノートフロー」と称して記事にしたら良いだろう。
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