うちあわせCastを拝聴していて、B6サイズがちょうどいいのに汎用的なバインダーがないんだよね、というようなお話があった。
私もB6は絶妙なサイズだと思う。普段A5を使っているけれど本当に手に馴染むのはB6だし、今使っているバイブルサイズのシステム手帳は外側のサイズがちょうどB6なのでなんとなく触っていて好ましい。(以前にも書いたことがある→「システム手帳×A6紙」というプチ革命)
中身がB6紙のバインダーとなると、外側はA5紙くらいのサイズになるだろうか。A5バインダーの横幅の広さと比べればそれでもかなり細身に感じられる気はする。
B6のリフィルとかバインダーって確かに見たことないよなあ……と考えていてふと思いついた。A5バインダーを切っちゃえばいいのではないか?
あまり立派なのは勿体ないし加工も難しいのでやめておくとして、百均に売っているようなややペラっとしたバインダーならカットしようと思えばできる。というか、かなり前の話だが『「超」整理法』に感化されて「超」整理手帳の真似事をしようとして、Z式バインダーを切って使っていたことがある。A4を四つ折りにしたのがちょうどぴったりになるように上も横も切り落としてしまったのだ(留め具で挟むための幅があるので実際の幅は三つ折りに近い)。その試み自体はまあお遊びのようなもので実用的というわけではなかったが、面白いことをやってみた感はあった。
話を戻そう。A5バインダーを流用してみるとして、B6紙に自分で穴を開ける場合、上下の端は微妙なことになる。まず中央揃えで穴を開けた場合(綴じ具側の方に注目)。
端の穴が半端に空いてしまう。雑さが気になる人はもうこの時点で「無理!」ということになるだろう。次にキリの良いところで穴を開けた場合。
紙の方は綺麗だが、綴じると位置が片側に寄るわけなのでちょっと気持ち悪いかもしれない。もしバインダーの幅を少しでも細くしたいなら、片側の空間を付箋などのスペースにあてて横幅をギリギリでカットするという手もある。
なおB6紙用にカットする場合、バインダーの幅としてはやはりほぼA5になるだろう。A5紙と並べるとこうなる。左端はバインダーの背を立てた状態に合わせてある。
更に強硬手段に出るなら、A5リフィルを裁断機でB6の幅にカットして使うという手もある。この場合は別にB6にこだわらなくてもいいし、そうして自分の好きな幅のリフィルを強引に生み出すという選択肢はなくもない。裁ち落とした部分が勿体ないので余程強いこだわりがないとやりづらいが、いざとなったら安価に自分仕様のものを作れるには作れるということになる。
毎日使うものであればちゃんとしたメーカー品を購入できるということはとても大事なことだし、なんでも自前で済ませればいいという話ではない。なによりこういう力技は他の人には薦められない。けれども頭の体操としてこういうことを考えてみるのも面白いし、実際にはやらないとしても考える中で得るものはあると思う。
個人的には今現在用途が見つからないのと、リフィルの類の扱いには慎重になっていることもあって実践の予定はないけれども、いざとなればやれなくもないなという気づきは少し頭を柔軟にしてくれた気がする。
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