まだ先のことだが、秋になると毎年キバラヘリカメムシを見かける。お腹が真っ黄色で脚は黒のニーハイソックスを履いたような独特のカラーリングをしたカメムシだが、放つ香りが青りんごのようで爽やかということで知られている。
まだ嗅いだことがないので今年は捕まえて嗅いでみたいなと思ったのだが、カメムシの屁を食らったことがないので、どこまでどうすれば匂いを発するのかわからない。なので実際嗅いでいる人がどうやっているのかちょっと検索した。
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そこで、なんだかどえらいことをやっている記事を見つけた。(閲覧注意)
味見;キバラヘリカメムシ | 蟲ソムリエ.net byおいしい昆虫生活®︎
味見……? タイトルにうっすら不安を覚えながら開いた。まずマルカメムシへのトラウマと匂いの話が書いてあって、普通の話かとちょっと安心しかけたところに「とりあえず茹でていただきました」。
えっ? えっ、食べ……えっ?
いや、タガメを食べる文化が存在するのは知っているし、それが結構美味しいらしいというのも知っている。知識としては。
噛んだ瞬間強烈に爽快な青リンゴの香りとミント系の刺激が脳天を突き抜けました。
やはり青りんごの香りなんだ。爽やかという表現はあちこちで見たが、ミント系の爽やかさも含んでいるんだなあ。噛んだ瞬間……噛むのか……。
で、この香りは多分長持ちしないからどうにか保存したいということで捻り出したらしいのが「カメムシジンジャーウォッカ」。ええええ。
酒にカメムシを漬ける??? 前にスズメバチ酒を作るというのを見かけたことがあってそれも驚きだったが、カメムシ酒というのもあり得るのか……。
個人的には昆虫食にはあまり関心がないというか、まだどの昆虫も食べたことはないし食べなくていいなら食べないが、「エビはよくて虫は駄目なのはなんで?」というところに疑問を持ってはいるので、抵抗感をなくす体験をどこかでしておきたいとは思う。
いずれ本当に昆虫食に頼る時代が来そうだし。