茶の間
古のブログ風のミニマムな投稿場所です。
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Moskau2023/11/17
Dschinghis Khan "Moskau" 2020 Moscow-Edition - YouTube
ドイツ(当時の西ドイツ)のグループ「Dschinghis Khan」の1979年の曲。モスクワ五輪に合わせて作られた。邦題は「めざせモスクワ」。
2005年に空耳歌詞をつけた「もすかう」が大流行した。その頃はサブカルチャーに接していなかったのでリアルタイムでは知らないけど、このFlashが流行ったらしいというのは知っていて、十年くらい前あたりに遅れてハマった。
さすがにこの曲は有名過ぎるのでその前から(多分かなり小さい頃から)知ってはいた。一回聞けば覚えてしまうし、印象的だなとは最初から思っていたけれど、当初はそんなにすごくハマったわけではなかった。
しかし「もすかう」を見て笑っているうちに「声に出して歌えたら楽しそうだな」と思い、カタカナで表記したらどうなるのかを調べてノートに書いて、滑らかに言えるようになるまで繰り返し練習した。我ながら謎の熱意だったのだが、実際口ずさめると楽しい。
ただこの曲を口ずさめるようになったというだけでドイツ語について習得できたことは何もないけど、ちょっとだけ親しみが増した。
道成寺2023/11/16
少し前の話だけど、10月29日放送の「古典芸能への招待」で、能の「道成寺」をやっていた。
舞囃子「松浦佐用姫」・能「道成寺」 - 古典芸能への招待 - NHK
演じられたのは6月18日。
父から子へ秘伝の能「道成寺」…観世三郎太さんが6月に初演 | 紡ぐプロジェクト
シテにとっては本当に大変な演目なのだと思う。鐘入りは命懸けとのこと。
しかしそれはそれとして、正直可笑しいところが多くてずっと笑って観ていた。いや、間狂言以外は笑うところじゃなかったかもしれないけど、能自体ほとんど観たことがなかったので想像と違うような箇所にちょっと衝撃を受けた。
シテと小鼓による乱拍子、緊張感が張り詰めているのはありありと感じたけれど、それはそれとして、急にハッと動く時の動き方に滑稽味があって笑ってしまった。
そして乱拍子後に突如として笛の音が響き出し、大鼓小鼓が甲高い声で叫びながら複雑なリズムで鼓を打ち鳴らす場面はもはやハードロック。「いよっ」「ッハッハ!」「いよぉ~~~↑↑↑」あまりに衝撃的で呆気に取られ、やはり笑ってしまった。
間狂言は野村萬斎・裕基親子による醜い責任押し付け合戦で非常に可笑しかった。鐘の中にいるシテの着替えのためだと思うけれど、結構尺が長くてどれだけ押し付け合うのかと。大変愉快。そして「お前が行け!」という感じで放り出された方(野村萬斎)がそのまますーっと正座するなり「(鐘が)落ちてござる」と言ったのに吹き出した。落ちてござる。
あとそうそう、鐘の入退場が面白かった。準備から後片付けまで一通り観られてよかった。
この公演ではないけれど、「道成寺」のダイジェスト動画が公開されているのでご興味のある方はご覧になってみてください。
ちらっと見た感じ、乱拍子の部分は結構違うような気がする。鼓の叫び方も印象がちょっと違っているかも。能を見比べるということを全然したことがないので知らなかったけれど、思った以上に「誰がやるか」で違ってくるものなんですね。
鳥の詩2023/11/15
そういえば、11日放送のブラタモリで「鳥の詩」のアレンジがBGMとしてかかった。ちょっとびっくりした。
壮大な感じだったけどさり気ないBGMだったので、サブカルがわからない人は全く気に留めずに聞き流したと思う。
別に何も意見とかはないんだけど、どこに生まれたものでも良い曲が良い曲だと認められて広く使われていくっていうのは良いことだなと思う。ちなみに今回ブラタモリで訪れた場所が作品の舞台だったから使われたのではという話を見た。
「鳥の詩」を主題歌とする元の作品についてはあらすじをさらっと調べたくらいで詳しくは知らないけど、この歌のインパクトは私にとっても相当なもので、曲単体でかなり好きだ。夏のまばゆい青空に絶え間なく流れる風を想像せずにはいられない。自分の中で風景を想像する曲ランキングを作ったら一位になるかもしれない。
歌を聞くという時、普段そんなに歌詞は意識して聞かないけれど、この曲に関しては出だしの「消える飛行機雲」によって否が応でも自分の心の目が空を見上げてしまうし、その後に続く歌詞も意味を持つ言葉として耳に入ってくる。すごいことだなと思う。
メロディーに対して歌詞に無理がないのかもしれない。童謡のような比重で歌詞が存在感を持っている。あと歌っているLiaさんの歌声がすごい。
この曲も自分の感性を形にしてくれているもののひとつだ。
ペケ2023/11/15
X(Twitter)のことを「ペケ」と呼ぶ慣習(?)の存在を今更ながら知った。ちょっと笑ってしまった。
「X」というのは多分名付けた人的に未来的なカッコいいものの象徴なんじゃないかと思うけど、Twitterの民に言わせれば「ペケ」。日本のTwitterオタクから見た実情を見事に表したダサい呼称で、その風刺の効き方にもはや感心。
サイト改良がだいぶ進んだ2023/11/14
一昨日から今日にかけて色々と改良を進めた。検索や関連ページを充実させたりあちこちスタイルを追加したり。
用語集もちょっとずつ追加。過去記事はまだ。
茶の間に追加しようと思っている記述はどんどん溜まっている。あんまりドドッと公開してもしょうがないので、追加は一日一記事程度に。
Fire Dance2023/11/14
Shakatakの「Down on the Street」(1984年)収録の曲に「Fire Dance」という曲がある。
前にNHK-FMの番組でかかって一発で好きになった。「音楽遊覧飛行」の「ミュージックエクスプレス」(パーソナリティは向谷実)だったか。
衝撃を受けたという感じだけど、「なんじゃこりゃ」というのではなく「私の魂はこんな形なのでは?」というような衝撃。曲調とメロディーがズドンとストライクゾーンに入った。私目掛けて投げてきたかのようだった。
打楽器をどこすこどこすこ叩いてからのジャン!!!がかっこいい。総じてかっこいい。
このアルバムの中ではなんか異質な曲だなと思う。
自分の感性をドンと形にしたような曲に偶に出会う。偶にしかないことだけど、巡り合うと一生の支えになってくれるものだと思う。
Life in the Fast Lane2023/11/13
Life in the Fast Lane (2013 Remaster) - YouTube
The Eaglesの曲で今のところ一番好きな曲で、ふと聴きたくなって最近リピートしている。1976年発表の曲。
「Hell Freezes Over」に入っているMTVライブ版がお気に入り。(私はイーグルス世代ではないしそんなに詳しいわけではないけども。)
追い越し車線を走り続けるみたいな人生は身を滅ぼすぞ!
流れないつぶやき2023/11/12
昨今、吐露の習慣とタイムラインの概念が合わさったことで、自分のことばは流れ去っていくのが「普通」かのようだ。それどころか、しばしば積極的に「流してしまう」ことを意図してことばが放たれている。
木を隠すなら森の中。ことばを隠すならタイムラインの中。
そして別に隠さなくてもいいものも、同じように流してしまう。基準はサイズだ。短いものを大事にとどめることをあまり考えなくなった。
実際、どこに書くのが相応しいのかと考えると迷ってしまう。SNSではどのサービスを選んでも多分流れ去ることには変わりがない。でもブログで「記事」にするほどのことじゃない。
結局、自分で作ったサイトじゃないと難しいのかもしれない。
きっと他のどこでも難しいので、自分の短いことばをここに少しずつ溜めていけたらいいと思う。
不足2023/11/09
たとえば、不足していることに注意を向ける傾向がある人は、どれだけ追加で物を得ても、やはり不足に注意が向き「何か足りないな」や「もっとあったらいいのに」と思うだろう。
以前は自分の能力について「ないもの」があるのが本当に恐ろしく感じられて、「ないもの」について努力しなければならないとずっと思っていた。でも、それってかなり時間の無駄かつ精神に悪く、普通に「あるもの」に注意を向けているべきだったと思う。
「自分の能力が足りないから、そういうことができないんです」とやっぱり欠落に目を向けるなら、それはそのままの状態が保存されるだろう。
もしもこういう台詞を実際に言ってしまうならば、アドバイスしてくれる人も阿呆らしくなって誰も寄り添ってくれなくなるという現実的な損失があるから、自分が変わらないプラス周りに人がいなくなるという二重の苦しみに苛まれることになる。
そう思っているとそう言ってしまうことにもなるだろうし、対人関係の観点からしても、自分に「あるもの」に目を向けたほうが安泰に思える。思っているのに言わずにいるというブレーキを踏み続けるのは多分大変だから。
革命デュアリズム2023/11/08
WINDING ROADに続き、私基準でデュエットソングぽくないデュエットソングをもうひとつ。水樹奈々×T.M.Revolution「革命デュアリズム」。2013年の曲。
水樹奈々×T.M.Revolution「革命デュアリズム」MUSIC VIDEO(Full ver.) - YouTube
お二人の癖がそれぞれ爆裂に強すぎてハーモニー感が薄いのが面白い。それで良いです。紅白でのパフォーマンスも素敵でした。
それにしても、この曲がもう10年前。
水樹奈々「ETERNAL BLAZE」は2005年で、18年前。
T.M.Revolution「HOT LIMIT」は1998年だそうで。
Time flies!
WINDING ROAD2023/11/07
男女混声繋がりで、絢香×コブクロ「WINDING ROAD」を思い出した。2007年の曲。
コブクロ - WINDING ROAD(絢香×コブクロ) - YouTube
これも鮮烈で、ド頭の「まーがーりーくねった~」だけでもう「好き!!!」となった。
のびのび歌っている自由さがとても心地よい曲。
で、前はこういう楽曲はなかったのだろうか? と考えたけれど、いや昔はデュエットソングというのがかなりたくさんあったはずだ。それはそれで素敵だなと思うのだけど、「男性と女性が手を取り合って歌っている」感がすごく強い。男性という立場と女性という立場の共演という感じ。念の為繰り返すけれども、それはそれで素敵だと思う。
AAAや絢香×コブクロは、男性と女性が一緒に歌っているけれど、昔のデュエットソングとはちょっと違う。そもそも二人じゃないからデュエットではないけれど、そういうことではなく、仮に二人でも所謂デュエットソングではない歌い方。
たぶん「同じことを一緒にやっている」という歌い方だからだと思う。声の質が性別で違うから男声と女声の混声ということになるけれど、男性と女性の共同作業として作られている感じではない。
プチ燃え尽き症候群2023/11/06
サイトを公開してバグ修正などをしたらなんだか疲れたというか、気力が身体から抜けてしまった。
土日の間に用語集の引っ越し作業をやるつもりでいたけどどうもそういう気分にならなかったのでやらなかった。
代わりに書棚の紙類を整理していた。野口悠紀雄『「超」整理法』を読んでからというもの角2封筒がデフォルトなのだが、今より整理が下手な時にやった入れ方が気に入らなかったり、角2封筒に入れないままになっているものがあったりしたので、それらをガーッと片付けた。
いわゆる書類以外のものも、薄くてサイズがA4に収まるくらいのものは角2封筒にまとめて書類と同じ場所に収納した。例えばラッピング用の袋や紐、あるいはサンドペーパーなんかも背に「ラッピング」「紙鑢」と書いて書類の隣に並べている。(家族との共有が必要ないものに限り成り立つ工夫だ。)
この場合の「背」というのは封筒の背面ではなく、立てて収納した時にこちらを向いている角の部分。中に箱か何かを入れて伸ばした状態で書き込む。
なお「押し出しファイリング」を実践するほど紙の書類のフローが活発な生活をしていないので、実質取り入れているのは「角2封筒を使う」ということだけであり、実際はどちらかというと「山根式袋ファイルシステム」の方かもしれない。並びはあいうえお順ではないけれども。
いずれにせよ角2封筒に統一すると本当にスッキリする。クリアファイルのほうがいいと言う人も多いが、私の場合は中身を入れ替える必要があまりないので、背の部分にはっきりペンで内容を書ける紙の封筒の方が見やすくて気に入っている。内容物の量が多くなっても紙の袋なら柔軟に膨らんでくれるのも良いところだ。
BLOOD on FIRE2023/11/05
シャッフル再生でAAA「BLOOD on FIRE」がかかった。これも2005年のもので、AAAのデビュー曲。(そうだったのか。)
曲調も歌詞も、血潮を燃え滾らせて全力疾走していけ!!!みたいなノリ。私自身は全然そのようには生きられないけれど、こういう曲を聴くのは割と好きだ。曲の中に入っているラップもかなり好き。
ところで、AAAは男女混成のパフォーマンスグループなので、(曲によってはその限りではないが)男性ボーカルと女性ボーカルが一緒に歌う。
何故かとても珍しい形態だったと思うが(なんで珍しいんだろう)、AAAの歌声は聞くと元気が湧いてくるし、私にとってはそれは男女混声に拠るところが大きい。
合唱も男女混声が好きだったりする。別にそうでないのは好きじゃないというのではないんだけど。
ネットスラング的に言うと、「男女混声からしか得られない栄養がある」という感じ。
Dynalistのドキュメント共有2023/11/04
Dynalistのドキュメントのシェア機能も使ってみることにする。
Noratetsu House Information - Dynalist
サイト内コンテンツはPCで作業しないと更新できないけど、これだといつでもどこでも更新できるので、バグに気づいた時とかにお知らせを出しておくのに便利。
結構前には茶の間をDynalistのドキュメント共有で代替することを考えていたこともあったけど、でもスタイルを自分で決められないのがやっぱりよろしくないので、表現の場ではなく情報の場としての活用が相応しいだろうと思う。
公開して初めてわかる問題2023/11/03
Firefoxで見れないというご報告をいただきコードを修正しました(応急処置)。
ブラウザによる違い、話にはよく聞くけど高度なコードもないし大丈夫だろうと高を括っていたら思いがけないところで直面することに。
そして直したら全然関係なさそうな箇所の挙動が変わっていて困惑しているところです。
当分は色々安定しないと思いますがご容赦ください!
わかりにくい頑張り2023/11/02
このサイトは今のところ前時代of前時代な見た目で、デザインはNoratetsu Labから後退していますが、プログラム的には実はものすごく頑張って作っています。
全ての記述はDynalistに書いていて、Dynalist APIを通してコピペ作業一切無しにここに表示しているのです。(更新のタイミングは手動です。)
つまり、このサイトを更新するためのエディタが要らないんです。これは私の中ではものすごい革命です。
スタイルはおいおい整えていきます。アイデアは一応いろいろあるんですよね。
できた2023/11/02
サイトがやっと公開できる形になった。
肝心のコンテンツがまだ全然移行できていないけれど、とても頑張ったので公開してしまう。当分は茶の間がメインコンテンツになると思う。
なおブログ(Noratetsu Lab)はブログでそのまま投稿を継続します。
正規表現との戦い2023/10/31
サイトの構築に苦戦している。(※公開前の記述)
コーディングがどうというより正規表現との戦い。
SCREAM2023/10/30
シャッフルしていたら、GLAY×EXILE「SCREAM」がかかった。2005年の曲だ。
SCREAM (EXILE ENTERTAINMENT) - YouTube
ひたすらカッコイイ曲で甚く痺れたのを覚えている。昔は繰り返し聴いていた。
「どーこえーゆーけばー、いたみはきえゆくのだろおかー」
「なーにをーえーがきー、このよにいかされるのだろおかー」
と口ずさんだ。
今聞くと、
「何処へ行けば痛みは消え行くのだろうか?」
「何を描きこの世に生かされるのだろうか?」
と正しく言葉が脳に届く。
カッコイイお兄さん達が歌うカッコイイ曲であることは変わらないけど、今の私は苦しみを孕んだ叫びを聞き取れるようになってしまった。