子どもの頃恐ろしかったもの。
ドラゴンクエストⅢのダンジョン、ピラミッドの地下で「おうごんのつめ」というものが手に入る。
その時点では強力な武器で、手に入れられるなら手に入れたいものだ。しかしこれを入手することには代償がある。宝箱を開けてしまうと……
おうごんのつめを うばう者に わざわい あれっ!
というメッセージが表示されたのち、それから一歩ごとに敵に襲われるのだ!
私は親がSFC版をプレイしているのを見ていただけだったが、当時の私にはこれが非常に恐ろしかった。
本当に呪われたような気がした、というのとはちょっと違って、「自分の行動で何かが大きく変わってしまう」ということがものすごく怖かった。オカルト的な恐怖ではないから、これはゲームだよ、なんていう慰めは何も意味がない。現実かそうでないかの問題ではないのだ。
今ならまあ、ゲームの中の変化ならばダメージを受けないようにする防御反応が働いて私の心は守られるけれど、当時は自分の心がむき出しの状態でゲームを見ていたわけなので、この種のダメージを色々受けた。
それも人生経験だね。
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