一般的には「デロデロデロデロデロデロデロデロ デンデロン」と表記されるようだけど、幼少の私の耳には「ダンドンダンドン」と聞こえた。よく聞くと微妙に複雑で、今頑張って表記すると「ダラドロダラドロダラドロダラドロドーンダラン」という感じだろうか。
何かというと、ドラゴンクエストシリーズでSEとして用いられる「呪いのモチーフ」というフレーズのこと。
子どもの頃恐ろしかったものだ。
よくトラウマSEと言われるけど、多分基本的には「冒険の書(=セーブデータ)が消えた時に流れるから」というのがトラウマの理由なのだと思う。でも私はそんなに冒険の書が消えた経験をしていないので、普通に「装備が呪われていた」というタイミングで恐ろしく思った。
ドラクエシリーズの中でも「トルネコの大冒険」でよく遭遇した。拾った武器・防具・指輪は時々呪われているのだ。呪われているというのは、「装備が外せない」という意味だ。
このSE自体嫌過ぎるが、「装備が外せない」というのもそれ単体で恐ろしい。仮に十分強くて着けっぱなしでも構わない装備だとしても、それが外せないということになったらすごく嫌だ。
ドラゴンクエストⅦのカジノに「ラッキーパネル」というミニゲームがある。要するに神経衰弱なのだが、並べられたカードの中に「シャッフルパネル」という外れカードが混じっている。これを開けてしまうとカードの配置が全部混ぜられてしまって、どこに何があったかわからなくなるので非常に困る。ほぼ「負け」を意味していると言ってもいい。
そしてこの「シャッフルパネル」を引いてしまった時に「呪いのモチーフ」のSEが鳴る。耳にする度にギャーッとなったが、言ってしまえば「カードが混ぜられてしまう」というだけの話なのに(ゲーム内マネーが無駄になるという実害はあるけども)、このSEのせいでもうとんでもなく嫌なことが起きたかのような気分になる。ゲーム的に困るからというより、この音を聞きたくない一心で「シャッフルパネル」を引き当てないことを祈っていた。
何回聞いても絶対に慣れない恐怖のフレーズ。正直今でも嫌。
Backlinks
「子どもの頃恐ろしかったもの」タグの茶の間記事
「ゲーム」タグの茶の間記事