今年も今日で最後、ということで一年の振り返りをしておこうと思います。

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整理の年

 今年ののらてつについて10要素ピックアップしてみます。

  • ライフ・アウトラインを実践

  • DenoのFreshを導入

  • サイトをFreshで構築して移転

  • 全ての記事データをDynalist管理に

  • じゆうちょうノート術(仮)の提示

  • 「文脈エディタ」を考える

  • 角2封筒でノート・メモ類整理整頓

  • Capacities使用開始

  • SoulLinkMap使用開始

  • 『ライフハックの道具箱2024』参加

 総合してみると今年は整理の年だったように思います。断捨離的な意味ではなく、パズル的な意味で。

 ごちゃごちゃを処分してスッキリということではなく、散らばっているもの、誤った秩序でかえって無秩序になっているものを、自分の感覚に忠実に集めて並べていくという作業を進めていったという一年になりました。紙類もローカルファイルもクラウド上の情報も整理が進みました。

 それを助けてくれたツールがDeno、角2封筒、Capacities、SoulLinkMapということになります。他の記事でも書いていますが、特にCapacitiesとの出合いは環境を大きく変えました。

 また、情報の認識についても自分の中で整理が大きく進展したと感じています。キーワードとしては「文脈エディタ」「オブジェクト」「ノートフロー」あたりが柱です。そのあたりについては来年も考えを深めていきます。

 

年始の目標

 年始に書いた目標についても一応振り返ります。

  • 各種ツールのデータの整理

  • Noratetsu Houseの充実

  • 自作ツールの整備と公開(続き)

  • ありがたみのある文章を書く

  • トンネルChannelに主体的に投稿する

 データの整理とNoratetsu Houseについては今書いたようにある程度実践しました。一方で自作ツールとトンネルChannelについては早々に投げ出してほぼ何もしないままになりました。

 今年は前半にメンタルの状態が思わしくなく、わくわく楽しく何かをやるとか人と交流するとかいうことが難しくなってしまったので、年始にこうは言ったけど無理だからやめよう!となりました。なので「表明したのにできてない…こうだから自分は…」みたいにうじうじすることは特になく、「ま、そういうこともある!目標は目安に過ぎない!」という感じで過ごしました。その点では今年は健康的だったと思います。以前なら気にしていたでしょう。

 

 あと「ありがたみのある文章を書く」という目標を掲げていました。

読み手にとってありがたみがあれば万々歳だが、それ以前に、少なくとも未来の自分にとって「当時の考えや思いを言葉にしておいてよかった」と感じられるような文章でなくてはしょうがない。過去の自分に「ありがとう!」と言えるように、その時々なりの誠実さでもって文章を書くことを心がける。

 これについては上半期と下半期で明確に異なる意味でそれぞれある程度達成したかなと思います。上半期についてはもう100%自分のために書きました。振り返りにあたって全部読み返しましたが、ちょっと他の人が読むには不親切が過ぎて頭を抱えてしまう文章が続いています。それは当時の時点で自覚があって割り切って書いていて、自分との対話として真剣にやっていました。公開しておくのに相応しいかはともかくとして、自分にとって価値のあるものにはなりました。

 五月から六月に休止状態を挟み、下半期は読み手にとっても多少意味のある投稿をできたような気がします。上半期は自分の頭の中の話に偏っていたわけですが、下半期はNotionやCapacitiesについて書くということを通して「伝える」ための書き物をするモードに変わっていきました。

 

その他

 あとは、途中で途絶えてしまいましたが最初は月まとめの投稿をしていました。後から振り返る上でこれがあるとないとでは大きく違ったので、来年またやっていこうと思います。公開しないで日記として書いてもいいわけですが、まあ自分のサイトなので日記的なものを置いていてもいいでしょう。

 

 のらてつとしてはこんなところですが、この一年は最初から最後まで災害、事故、事件、戦争、政治の動揺といった不安なニュースが多くて辛かったですね。それも今年だけのものというわけではありません。今年さえ耐えれば来年はもっと穏やかに暮らせるなんていう保証は何もない。少し前までは個人の人生がうまくいくか、つまり「勝ち組になれるかどうか」が多くの人の頭を占めていた気がしますが、最近は人生が「成功」しようがしまいが関係なく「明日生きていられるか」ということが現実的な心配事になっていると感じます。

 今年は去年まで以上に「祈る」ということをしていました。毎朝の仏壇に手を合わせる時間は長くなり、写経も繰り返し行いました。神様仏様なんとかしてくれという祈りではありません。祈るという行為を通して動揺する気持ちを天に放ち、自分の心をただ平静に近づけようというものです。

 来年は今年より平和になりますように。今夜は第九を聞きながら祈ろうと思います。

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