今年の月間振り返りを3ヶ月やったところで、この振り返り自体の振り返りをしてみようかと思う。

 

フォーマットについて

 去年は漠然と一ヶ月を振り返る形でやっていたが(3月まで)、今年は項目を決めてやっている。

  • 今月の投稿

  • 今月の情報整理

  • 今月のプログラミング

  • 今月のノートフロー

  • 今年の目標の進捗と再検討

 のらてつの名前で公開していいと自分で決めている領域がこの範囲なわけなので、最初から「するのはこの話」という枠を作った方が書きやすいし定点観測として意味があるだろうと思ってこう設定した。もっと読書家なら「今月の読書」という項目も作ったが、今のところそれをやるには微妙な読書状況なのでやっていない。そのうち足すかもしれない。

 このようにフォーマットを設けることで色々楽になったと感じている。まずこれらの項目を全部埋めれば振り返りが完了したことになるので書き終わりに迷わない。項目それぞれにも単に反省という意味以外に助かるところがある。

 

「今月の投稿」について

 自分の投稿について書く欄を設けることで、それらの投稿がどういう意図でどういう位置づけのものとして書かれているかを説明可能になる。これは自分の中では結構大きいことだ。

 自分のサイトで公開するものというのは、例えば本の執筆などとは違って必ずしも「読み手のためになる」ことを意図して書いているわけではない。書くことによって達成されるべき目的は内容によって違っている。別にそれを読者に伝えなければならないわけではないけれども、気分の問題として、どこかに記しておいた方が自分自身が余計な心配に悩まされずに済むということもある。

 もちろん、自分の文章について自分で振り返って反省したり方針を決めたりする機会になるのも大事なことだ。

 

「今月のプログラミング」について

 プログラミングについて毎月書いていくのも、非プログラマーが趣味でプログラミングをするというのがどういう感じなのかを伝えるのに多少役立つように感じている。

 自分自身、いつ頃どういう感じで何をやっていたかというのはあっという間に忘れるので、後から振り返って初心者の頃はこうだったという話をするにあたっても毎月状況を文にして書き留めておくのはかなり重要である。しかし最初の頃はそれをちゃんとやらなかったので、後からノートテイキングアプリDIY体験記という形でやろうとしたものの振り返りの手間が大きすぎて現実的でなくなってしまった。はじめからこうすればよかったと思う。

 

「今月の情報整理」と「今月のノートフロー」について

 以前は「今情報をどう管理しているか」ということをノートツール環境スナップショットやデジタル手帳会議(実践)をキーワードに不定期に記事にしていた。だいたい数ヶ月とか半年とかの間を置いて気が向いた時にやるという感じでやっていたが、そうすると前回書いた時から既に何段階か変化を経てしまっていることもあるし、数カ月間のことを正確には思い出せないことが多い。そうすると書くのが辛い上に定点観測の資料として役に立たない。

 そのことについて「これだといまいちだよなあ」と前から思ってはいたのだが、毎月定点観測の記事を書くということを習慣づけるのも難しかった。単純に忘れてしまうということもあるし、個別の記事で書くとなると変化がない時には「先月と同じでした。」で終わりになってしまって記事の体を成さない。何かしら言葉をひねり出して何千字か埋めるということはできなくはないが、そうすることに意味はないし、その何千字かに何らかの価値があるならそれはそれのための記事を別に書くべきだろう。

 そんな感じで、機械的に期間を区切ってやると書けることにムラが生じるので定点観測がやりにくかったのだが、今やっているように月の振り返りという大きな記事の中の一コンテンツとして書くならば、「先月と同じ。」で終わっても全然構わない感じがする。むしろ「先月と同じ。」で済むことを歓迎できる。今のやり方が自分の中でとても上手くいっているということを表現できるからだ。

 定点観測でその都度色々書けることを望んでしまうと、毎回変化があった方がいいということになり、それは自分の成長というポジティブさも含んではいるが、「それまでの方法は不十分だった」ということが話の前提になってしまう。いくら自分やツールが日々進化したり変化したりするとは言っても、それは「そうなったら嬉しい」という程度のもので、そうならなくてはならないわけではない。

 書くことがないということがプラスの意味を持てるという意味で、今の形式はとても良いかたちだと感じている。

 

「今年の目標の進捗と再検討」について

 今年の目標について点検する欄を作ったのは自分の中では画期的と言っていいかもしれない。

 いつも(特に年始に)目標らしきものは設定するが、それについて継続的に考えるということがあまりうまくなかった。昔はそもそも自分の欠点の克服を目指しがちで目標を見たくないという心境に陥っていたし(目標の意味とは?)、平和的な目標はそれはそれで気に留めなさすぎて存在自体忘れてしまったりする。

 目標のことを覚えていたとしても、その目標について何をどうするのかが曖昧だった。トラッカーは自分に合わないし、文で書くとしてもどこにどの程度書くのかがいまいち定まらない。それに劇的なことはそう起こらないから、大抵は「目標に近づいているといえば近づいている」というぼんやりした感じにならざるを得ない。

 月間振り返りのコンテンツとしたことで、目標に近づいているかどうかという点だけでなく、他人が読む文として何かしらの意味を含んでいるかという尺度が加わった。ハードルが上がったかのようだが、むしろずっと書きやすくなった。なぜかと言えば、「進捗の度合いはさておき、このことに関してこんなことがあったよ」という形で書けるからだ。それが実際目標達成に貢献しているかは曖昧でもいい。それはその記述が記事全体において枝葉に過ぎないからでもあるし、そもそも私が目標達成に近づいているかは読み手にとってはどうでもいい話だからでもある。

 毎月記事として書くと決めれば、目標の振り返りを忘れることもなく、年始の目標が立てっぱなしになることもない(少なくともここに書いている領域については)。そして「再検討」も最初から含めているので、目標の妥当性自体を毎月自分に問う機会にもなっている。

 今のところ、この欄があることによって目標が実効性のあるものになっていると感じている。

 

月間振り返り全体について

 月間振り返りを書くとしたことにより、振り返りの記事を書く時に困らないように振り返りやすいようにログを残しておかねばと思うようになった。現在CapacitiesでDaily Noteのほかに週単位のページも作っていて、それをちょちょっと見ればスムーズに月ごとの振り返りができるようになっている。

 日→週→月という形でレビューしていくのは別に何も新しいことはないが、週のレビューを明確に「月のレビューをスムーズにするため」と位置づけたことが、自分の中ではそれ以前と違うポイントだ。週のレビューをその週や次の週のためではなく(それもなくはないけれど)、月の俯瞰のためにやるとしたことで、書くべき内容やその粒度に必然性が生まれ、また週単位のレビューが現実的に必要なものになるので「だんだんやらなくなる」ということもない。週単位でまとめておかないと困るのだ。

 そんな感じで、「月間振り返りを書いて公開する」ということが日々の記録のまとめ方にも影響を及ぼし、結果としてここに書いている領域以外も含めて記録の付け方がだいぶ洗練されてきたと感じる。

 

 全然違う効用もある。私は自分を観察してその結果を言葉にしたい人種なわけだが、個別の記事にするほどでもないとかあまりにも唐突過ぎるとかいう感じの内容は書く場所に悩む。SNSは流れていってしまうので「書き溜めたい」という欲求とはマッチしない。一度SNSに書いてもそれを拾ってピンで留める場所がほしい。

 月間振り返りはそういう場のひとつとして活用できる利点もある。つまるところその月のうちに起きたことや思ったことはなんでもついでに書いてしまえる。ただ反省と展望を書くものとして考えるのではなく「今月について書きたいことあったらここで書こうぜ」というノリでやれば自分も楽しいし楽に続けられるだろう。

 

 月間振り返りをやろうかと思った時点ではそれで何が得られるのかということはほとんど考えていなかったし、項目を決めてやるということもそれにどういうメリットがあるかわかっていなかったが、やってみると様々な恩恵があったし、思っていた以上に気分良くやれている。

 今月以降も引き続きやっていきたいと思う。

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