今月の振り返り。
今月の投稿
今月はちょっと少なめ。書いたのは専ら自分のデジタルノートツール環境の変化の話だった。
note投稿用の記事やネタがあんまり溜められていないので、投稿頻度を上回るペースで溜めていけるようにしたい。書けること自体は週1でやっていると終わらない程度にあるはずだが、書ける形に整っていないために追いついていないので、情報の整理が必要。
あとそもそもそのために紙類の整理整頓の作業が必要で、それは今月から猛然とやりだしたのでノート類の工夫についてはネタの用意がしやすくなったと思う。
今月の情報整理
- 紙類のスキャンと処分
- ノートフローの見直し
ずっとやろうと思っていた紙類の整理に着手した。半分以上が自分が書いたメモ・ノートの類だ。
なんだかんだ大量にメモをしている。ありとあらゆる形式で。不揃いすぎて手に負えないし、もはや意味をなさないメモもたくさんある。なので、一応全部スキャンはして、特に重要なものを除いて紙ゴミに出してしまうことにした。
スキャンしたことで情報としては扱いやすくなった。紙の判型とは無関係に時系列で並べられるようになったので俯瞰が容易になった。活用も簡単になり、例えばCosenseに貼り付けて続きを考えるということもできるだろう。追記しないなら紙である必要はない。
どんどん処分して棚のスペースがちょっとできたりバインダーが空になったりすると、「これはこう使ったらいいんじゃないか?」というアイデアがぽんぽん生まれるようになり、なんだか急に「妥当」な感じになってきた。十年以上のもやもやがどんどん解消されていって面白い。
それとデジタルツールの使い方も引き続き見直していた。先月はDynalistの役割を減らすのが主だったが、今月はもっと根本的にデジタルツールというものをどう位置づけるかを考え直した感じがある。詳しくは「今月のノートフロー」の項で。
今月のプログラミング
- Notion APIを直感的に使えるように整備
- Noratetsu Houseのデータ管理をDynalistからmdファイルに変更するためのコーディング
Notionを日常的に使うようになったので、APIを使いたいタイミングが増えた。それに伴ってNotion APIの難解な構造(※個人の主観です)をどうにかすべくいろいろ考えてラッパーを作った。自分が使う可能性のある範囲でしかやっていないので共有はできないが、随分楽になった。
あとはNoratetsu Houseのデータ管理方式を変更するためのコーディングにかなり時間を費やした。先月時点でほぼできたも同然と思っていたが、何百件ものデータを機械的に処理するから細かいところまできちんと詰めておく必要があり、変換ミスがないようにするのに結構苦労した。結局すべて解消したかはまだわからない。
先月までは主にDynalist→mdファイル、mdファイル→jsonファイル、のコンバートの処理に注力していたが、今月はmdファイル群を一括処理するコードをいろいろ整備した。プロパティこうしたほうがいいな、みたいなことを思ったらシュッと一瞬で解決できるようになった。Obsidianのような専用アプリケーションを通さなくてもmdファイル群をデータベースとして操作・活用可能になったと言える。
今月のノートフロー
- Capacities = 行動の場
- タスク、プロジェクト、日誌
好きなもの、思い出
- Dynalist = 思索の場
- 執筆拠点(初稿まで)
- ライフ・アウトライン
- 人間・社会についての考え事
- Obsidian = 保管の場
- 読書メモ
- 知識類全般
- Webクリップ
- Noratetsu Houseのデータ管理(雑記帳部分以外全部)
- (プラグイン、スタイルの整備をした)
- Notion = 暮らしの場
- 家に関わる情報の管理
- 写真の管理
- 画像系のクリップ
- 好きなもの、思い出
- (その他共有用に使用)
- A5綴じノート
- 雑記帳、あらすじノート
単発の調べ物類
- バイブルサイズ6穴システム手帳
- 参照用
- A7紙
- 単発の調べ物類
割と大きな変化があった。まず使うツールを増やし、基本的にひとつのツールがあまりいろいろ兼ねることのないようにした。情報の種類やその扱いとツールをなるべく必然的な形で一対一対応にすることで、ツールを使うということについて認知資源を消費しないようにすることを目指している。
書いた記事の管理をDynalistからmdファイル(Obsidian)に移したのも大きい。「サイトを構成するデータ」としてしか扱えていなかったものが、サイトの外の情報ともリンクを作れる形式に変更したことで「これまで自分が考えたこと」として柔軟に扱えるようになった。
あと諸般の事情により大量にあるA7紙の活用を思いついたので使っていくことにした(この紙については前にもどこかで言及したことがある)。カードとは言えないペラっとした紙だが、色がついていてただのコピー用紙より上質なのである程度カード的に扱える。Zettelkasten的なことはアナログでやる気が今のところないが、調べ物の類を一項目一枚でどんどん書いていく。
それと現状読書メモをObsidianということにしているが、デジタルでのメモはそうするものの今後は紙に書く方をメインにすると思う。まだ実行に移していないので来月以降のノートフローに反映。
今年の目標の進捗と再検討
今年の目標とそれぞれの状況はこんな感じ。
- デジタルデータおよび紙類の整理
- 紙類の整理がかなり進んだ。来月か再来月にはスッキリするだろう。
- デジタルデータもあるべき形が見えてきた気がする。ノートツールを使うことについて無理をすることが少なくなって、適材適所というのがわかってきた。
- 二度手間撲滅
- どうとも実感するタイミングがなかった。二度手間を感じることもなかったのでうまくいっているのだと思う。
- 概念やシステムの明確化と各媒体に合った発表
- これは今月は進められなかった。システム自体が過渡期という感じがするのではっきり言葉にできるのはもうちょっとしてからかもしれない。
- どうでもよいことはどうでもよいとする
- どうでもよいことはどうでもよいとできた気がするが、どうでもよくないことが発生して困った(もはや別の問題)。
- 言ってやりたいことがあったけど言わないほうがいいと判断して言わずに耐えたということがあったので、自制心を意識はした。
- 読書を楽しむ(4月から追加の目標)
- ブクログに「気になっている本」を登録した(逆に既に読んだ本をわざわざ登録はしない)。
- 紙類整理のついでに過去の読書メモを読み返した。
- 新たな読書はちょっとだけした。
十年以上前に使ったきりになっていたブクログだが、新しくアカウントを作り直して、存在を知った本を登録していくのに使うことにした。ログとしてではなく今から読む本を選ぶのに役立てる。詳しいことは記事を書くと思う。
読書自体はあまり進んでいないが、結構な頁数の読書メモを読み返したので、本に思いを馳せる時間はある程度あった。
来月も目標に変更はなし。そのまま続けていく。
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