NHKの「知恵泉」で嘉納治五郎のことをやっていた。

その中で「精力善用」という言葉が登場した。

何事をするにも、その目的を達するために精神の力と身体の力とを最も有効に働かす、ということである。

柔道を習っている人ならきっと誰でも知っているのだろう。私は初めて聞いたのだが、「これこれ! まさにこういう日本語が欲しかった!」と思った。

以前トンネルChannelに、良い書きっぷりを目指すという記事を書いた。

一方で、私が個人的にイメージしていたのは、「その人に可能な最大限のもの」を上限とした尺度です。少し俗っぽい言い方ですが、巷で言われている「パフォーマンス」です。

一度カタカナを経ないと伝えられないことに苛立ちを覚えたので、ズバッと日本語で言い表せるのは大変にありがたい。

集約された「精力善用」の四文字も良いが、上記の講道館の文書内にある「心身の力を最も有効に使用する」という言い回しも良い。普通に書いて初見で通じるのは後者だろう。

「精力善用」「心身の力を最も有効に使用する」を座右の銘としようと思う。

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