JavaScriptの勉強を始める前、数ヶ月かけてCSSを勉強していました。CSSもなかなか一筋縄ではいかないもので今でも自由には使えませんが、ある程度は想定した通りの見た目を作れるようになりました。

 人が作ったものをただ取り入れるのではなく自分でカスタマイズすることで、アプリケーションは全く違った使用感になる、ということをCSSの習得を通じてひしひしと感じました。

 

 しかしながら、それならJavaScriptを覚えたら劇的に豊かになる――と思えていたかというと、そういうイメージは全然持てていませんでした。JavaScriptを使えるようになると何が嬉しいのか、少しも想像できなかったのです。何が嬉しいんでしょうかと人に尋ねたこともありましたが、説明されてもなおピンと来ていませんでした(「はあ、なるほど?」という感じでした)

 知らないものなのだから想像できないのは当たり前、ということはあるでしょう。たとえばサービスについての英語の説明などで、そのものの定義ではなく「それで生活がどう変わるか」というようなことばかりを書かれ、かえって不親切に感じることがよくあります。そのものについての知識が全然増えていかないからです。(だからそういう説明は駄目だ、という主張ではありません。大抵はどう説明されても結局使ってみなければわからないのです。)

 そしてそれまでプログラミングをほぼやらずに生きてきたわけですから、プログラミングというものなしに自分の世界は完結していました。プログラミングが自分の生活に含まれていないことに、何か不足を感じていたわけではないのです。コンプレックスはあれど、なくても何も困っていませんでした。

 今となっては、当時悩みの種になっていたことはプログラミングの力で様々解決できるものだったとわかりますが、その時点ではそんなことはわからないので、プログラミングができればあれもこれも解決するのになあ、なんて思うことはなかったのです。

 

 私にとって幸い突破口になったのが、「HTMLを使ってブックマークを管理したい」という思いでした。詳しいことは別途書きますが、HTMLに自分好みの見た目でリンク集を作りたいと考えた時に、「ベタ打ちはつらいからCSVの中身を表示できたら嬉しい」と思いました。多分それはJavaScriptの出番ってことだろうと想像し、なんとか望みのものを作った時に、「じゃあこれができるんじゃないか、あれができるんじゃないか」と思い巡らすことができるようになったのです。

 その時私が獲得したイメージというのは、「JavaScriptを使えば、Excelのような表データに好きな見た目をつけられる」というものでした。今はCSVではなくJSONを使っていますが、ともかく、データに見た目を用意する手段を自分で作れるのがJavaScriptなのだと気がついた時、私の中でプログラミング脳になるスイッチがカチッと押されたのだと思います。

 

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