直近一年間はプログラミングをずっとしていた、ということをブログでも何度か書きました。一口にプログラミングと言ってもできることには無限の広がりがあるわけですが、その中で私が何をしていたかというと、簡単に言えば「デジタルノートツール(=Note-taking application)のDIY」だったのだと思います。

 

 英語的に正しい表現かわかりませんが(多分違うと思いますが)、「Note-taking applicationのDIY」を便宜上「NTA-DIY」と書くことにします。最初から「ノートテイキングアプリを作っている」と言えばよかったのを「デジタルノートツール」と表現していたために、急に表現が変わった感がありますね。

 

 一年の間ずっとNTA-DIYに取り組んできて、多くのことを習得してきましたが、これまでその学びについてあまり書き残してきませんでした。作ったツールの紹介は多少しましたが、それは「今やっていること」を書いておかないと自分(=のらてつ)という存在が無になってしまうからで、読み物としての面白さを目指したものではありません。

 臨場感を表現するためにもリアルタイムで細かく書いた方が良かったと思います。しかしそうできなかったのにも色々理由があります。

 あまりにも初歩的な段階にいるので、こういうコードを書きましたといったことを書いてもしょうがなく(先人にツッコミどころを提供したいわけではないのです)、じゃあ自分の感動の部分をと思っても、やはり知識がある程度ないと「これがこうなるのがなんかほら、すごいんですよ」みたいな語彙の足りない感想に留まらざるを得ません。今自分が得た経験値がどういう位置づけにあるものなのかが判断できないので、「なんかすごい」以上の話ができないと感じていました。

 また、次々に試して新たな気づきを得ていくので、それに文章化が追いつきそうにないということもありました。頑張って文章にしても、そうした時には既に認識がアップデートされてしまっていて、「今更投稿なんてできるか」という状態になってしまうのです。そんな調子では時間がもったいなく、限られた時間を勉強に全振りした方が良いという気持ちがありました。

 更にもうひとつ大きな理由があって、それは「語り方がわからない」ということでした。2023年にやっていくことでも少し触れましたが、現時点の私はたった一年頑張ったというだけの素人であって、プログラミングの知識や理解の話をするに相応しいレベルには到底達しておらず、過去の自分のような人を導く記事を書きたいと思っても何をどう書いたらいいのかわからなかったのです。始めて何ヶ月みたいな頃合いでは尚更です。今もわかっていませんが、とりあえず自分にできることは「私自身を解釈する」ということだけだろうと思って、やっと今書き始めているわけです。

  

 ということで、一年間を振り返って感じたことや学んだことを語り直したいと思います。情報としての正確さは本職のプロフェッショナルに任せるとして、プログラミング適性が大して無い人間がどこにぶつかるのかを細かく書いていこうと思っています。合間合間に前日譚として「プログラミングに無縁だった頃の自分の認識」についても整理していきます。それなりの量のシリーズになるでしょう(気力が尽きなければ)

 どこに投稿しようかということも結構迷ったのですが、なんとなく、「自分のブログ」を育てた方が良いような気がしたので、noteなどではなくここに書くことにしました。

 

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