昨日の金曜ロードショーで『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件〜史上最悪の2日間〜』をやっていた。原作連載20周年を記念して2014年に放送されたスペシャル番組で、その時見たので今回は二度目。
当時は知らなかったが、今作の脚本は映画『鍵泥棒のメソッド』の監督内田けんじ氏が担当していて、登場人物も同作に登場する人々だったようだ。映画の後日談として描かれていたらしい。
ある程度まで話が進んでからそこまで実際何があったのかを時間を巻き戻して追い直す流れで、コナンとしてはちょっと珍しい構成になっていると思う。
ストーリー展開も、話が裏社会の人物間でほぼ完結しているところがあるからかコナン的ではない感じがある。
内容の良し悪しは置いておくとして、今見るとキャラのやり取りに違和感があってそちらが気になった。特に蘭の扱いが悲惨で、いくらコメディ表現としてもちょっとどうかという感じ。徹頭徹尾無視され蔑ろにされていて、いったいコナン(新一)は蘭をなんだと思っているのか。加えて、当時蘭と哀の関係がどうだったのかちょっと覚えていないが、哀の蘭に対する態度もどうかしている。
あと逆に蘭の小五郎と阿笠博士に対する態度も変だ。蘭はそういう性格ではないと思う。
普通ではない態度を敢えてさせることで笑いを生み出そうとしていたのかなとは思うが、そういうやり方をする必要性がちょっとわからない。
ストーリーにはなるほどとは思ったが、得られるのはパズル的な快感であり、キャラクターものの作品としてはいまいちと言わざるを得ない。二時間見て、登場人物の誰のことも特に好きにはならないからだ。