ブクログという読書状況管理サービスがかなり昔からある。私も十年以上前に使っていたが、環境の変化をきっかけに遠のいてしまっていた。
そのブクログを、最近またアカウントを作り直して使い始めた。
読んだ本を記録するため、ではなく、読むかもしれないし読まないかもしれない本をブックマークするためである。他にも同じ種のサービスはいろいろあるが、データをエクスポートできるという理由でブクログを選んだ。
SNSを見たり新聞を眺めたりしていると本の情報が目に入る。そうしたらブクログに登録し、タグを使って何経由で知ったかを記録する。誰かがシェアしていたなら「by誰それ」というタグを作ってつける。ブックカタリストでやっていたなら「ブックカタリスト」というタグをつける。
そうすると、誰かが良いと思った本が本棚にずらっと並ぶ。見ていると読んでみたいという気持ちも高まってくる。
ここに「今まで読んだ本」を混ぜてはいけない。いや、混ぜたい人は混ぜていいが、私は混ざると嬉しくないので混ぜない。既に登録してある本を実際に読んだ時にわざわざ消すことはしないけれども、自分の読書ログのために使うのではないので、あくまで「これから読むかもしれない」ということに集中する。
つまり未来に対してわくわくできる空間を作っていくのである。
読んだ記録として使わないので、ブクログの機能は殆ど活用しないということになる。カテゴリも使わない。単に本を登録するという作業が簡単で、そして書影が綺麗に並ぶところがありがたいのでこの種のサービスを使っている。
NotionやCosenseをブックマークレットと併せて使ってもいいのだが、どちらかというとそれらは実際に読んだ本、つまり自分の歴史の一部になっているもののために使うのが私はしっくり来るので、自分の人生と交わったかどうかを基準に汎用ツールとブクログとを使い分けている。
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